日本におけるダグラスDC-3研究目次t

             

                              個別機体解説  JA5050 長寿のC-53

 

JA5050の製造番号・形式・主な経歴
形式 c/n 11729  C-53D-DO → DC3A-S1C3G

 C-53スカイトルーパーはDC-3A型を兵員(一部落下傘兵)輸送専用にしたもので、C-47の特徴である大型貨物扉や天測ドームはなく、床面の補強もされていません。JA5045となったC-53-DOは前向きの28席シートのタイプ、JA5050となったC-53D-DOは空挺隊員用ベンチシートのタイプでした。

1943/6/5 USAAF 42-68802
19**/*/* N49554 求む!この間の情報
1958/9/24 JA5050登録 全日空 定置場東京国際空港

大阪国際空港 撮影日不詳 上田新太郎


大阪国際空港 撮影1963/03 高田和彦 


大阪国際空港関連業者発行の絵はがき      絵はがき

1963/07/01 中日本航空が名古屋〜大阪、大阪〜金沢線を全日空から引継

全日空が中日本航空にチャーター 名古屋空港 撮影1963/09 高橋 豊



名古屋空港 撮影1963/12/0 下郷松郎
1965/2/1 全日空が中日本航空の定期旅客輸送業務を吸収
1965/4/14 JA5050抹消登録
1965/*/** CAL  B-1531
19 ラオス Lane Xang Airline  XW-PKD 南西計画 (内容不明)による徴発によるものか?
1973/09/13 カンボジアのプノンペンで撃墜される 台湾航空局の資料ではB-1531を抹消
 

 以上2項目は、台湾民用航空局の国籍民用航空機飛安事故一覧及びAviation Safty Networkの資料を参照した 提供:揚


長寿の元C-53

 
 日本に2機しか居なかった元米軍のダグラスC-53ですが、JA5045が短命であったのとは反対に、このJA5050は全日空と中日本航空を通じて足掛け8年間も活躍しました。その後台湾へ売られ 、
ベトナム戦争に徴発され、8年後に撃墜され消滅しました。

   F-11 完