静岡県
 

静岡市清水区 東海大学航空宇宙科学博物館


 

航空ファン1974年10月号グラビア頁から (転載許可済み)

 

:現地に展示中のもの ×:過去のもの :現状不明

A4517 静岡県  Shizuoka Prefecture  静岡市清水区三保 東海大学航空宇宙科学博物館                           
                          
× 東海大学航空宇宙科学博物館 1974年8月3日開館  


パンフレットから  以下提供KUPANBA  全体は:KUPANBAの徒然なるままに参照






航空ファン1974年10月号から (転載許可済み)

教育的配慮の行き届いた展示

館内展示風景



グラビアの紹介文


人生録Z40に『旧東海大学航空宇宙科学博物館  航空文化遺産の継承を途切れさせた責任は重い』を執筆しています。併せてお読みください。 佐伯邦昭

館内展示

× 日大 N-58 シグネット JA3133 

N-58 JA3133の経歴 

  c/n1 伊藤忠航空整備
1960/10/26 JA登録 日本大学 定置場調布飛行場 
1971/05/25 老朽廃棄
1971/06/07 抹消登録
1974/08/03 東海大学航空宇宙科学博物館
  河口湖自動車博物館
1994 JAMCO調布工場で整備
1996 青森県五戸町歴史未来パーク木村秀政ホールに展示

航空情報1974年10月号から                        航空ファン1974年10月号から
 


× 川崎KAT-1 JA3084

1954/02/04 c/n2001 川崎航空機 運輸省航空大学校 おおよど 定置場宮崎空港
1962/10/22 運輸省航空大学校で用途廃止
1962/10/26 抹消登録
1962/10/26 展示 航空大学校→東海大学三保→滝川市こども科学館
2003/04 かかみがはら航空宇宙科学博物館で修復 展示

航空情報1974年10月号から                       航空ファン1974年10月号から
 
 


× パイパーPA-12 JA3675

パイパーPA-12 JA3675の経歴 

  c/n12-130 N92598 
1973/05/24 登録JA3675 中哉(なか はじめ) 定置場大利根飛行場 
1983 老朽廃棄
2005現在 抹消登録未済 所在は不明

入場券 撮影1976/10/15  KUPANBA


航空ファン1974年10月号

× 川崎ベルH-13H 30135
1959/12/22 陸上自衛隊へ引渡
1972/12/26 用途廃止 退役時 S
  東海大学航空宇宙科学博物館へ展示

 撮影1976/10/15  KUPANBA

× 館外展示機 
     


ビーチクラフトJRB-4(SNB) 6434

経歴 

1958/11/13 c/n7964 海上自衛隊へ引渡 米海軍Bu.No85124
1964/03/31 用途廃止 退役時下総第3術科学校
  東海大学航空宇宙科学博物館へ展示
撮影1976ごろ  RENAT

後ろにドームがあります
撮影1983前後  らぶこすた〜

後ろのドームがなくなっています
撮影1980/01  KUPANBA

シコルスキー H-19C 40004

40004の経歴 

1956/11 陸上自衛隊へ引渡
1973/01/24 用途廃止 退役時 SK
  東海大学航空宇宙科学博物館へ展示

撮影1980/01  KUPANBA                        撮影1982/04/25  丹羽八十
 


セスナL-19A 11090

11090の経歴 

1956/11 陸上自衛隊へ引渡
1967/12/27 用途廃止 退役時 ST
  東海大学航空宇宙科学博物館へ展示

撮影1980/01  KUPANBA
 

撮影1982/04/25  丹羽八十 NO.50-1367は供与前の米軍ナンバー
 


川崎ベルH-13H 301
35
1959/12/22 陸上自衛隊へ引渡
1972/12/26 用途廃止 退役時 S
  東海大学航空宇宙科学博物館へ展示

 

撮影1982/04/25  丹羽八十
撮影 YS45

ロッキードT-33A 51-5623

51-5623の経歴 

1955/07/02 US63-5614  航空自衛隊へ引渡 
1965/10/11 用途廃止 
  東海大学航空宇宙科学博物館へ展示
現在 浜松市の喫茶飛行場前に展示A4504

撮影1976/10/15  KUPANBA                     撮影1982/04/25  丹羽八十


セスナ140 JA3153 撮影1980/01  KUPANBA
1961/08/09 c/n14909 JA登録 青山飛行学校 定置場名古屋空港
1969/08/13 根岸銀蔵 定置場三保場外離着陸場
1974/12/06 抹消登録
  東海大学航空宇宙科学博物館に屋外展示
1983/03/09 滝川市航空科学館へ貸与 展示

 


デハビランド DHC-2 ビーバー JA3080 

JA3080の経歴

1953/03/03 c/n543 JA登録 北陸航空輸送株式会社  定置場小松飛行場
  アジア航空測量株式会社 定置場藤沢飛行場→調布飛行場
1975/06/24 抹消登録
  東海大学航空宇宙科学博物館に屋外展示
2004現在 河口湖自動車博物館 廃機置き場に保管.

撮影1980/01  KUPANBA

 

T-64(P-2J用)エンジンとカブ号の骨組み

 航空ファン1974年10月号から
東海大学航空宇宙博物館の変遷 (国土交通省ウエブマッピングシステム による)

1975年
 ドームが設けられ、その外にはUF-XSとSNBがみえます。東海大学工学航空宇宙博物館設置まもなくの頃の撮影であると思われます 。

   

1983年  撮影1983/10/25 既に閉鎖?
 ドーム がなくなり、その中にあったと思われる機体が2機残されています。 外のUF-XSはそのままです。

   

1988年 撮影 1988/10/30
 UF-XS を除いて、飛行機はいません。最後のUF-XSも翌1993年に各務原市へ運ばれました。
   
   

 

A4517 静岡県  Shizuoka Prefecture  静岡市(旧清水市)三保 東海大学航空宇宙科学博物館 その2
東海大学航空宇宙博物館の新明和(グラマン)UF-XS 9911 

新明和(グラマン)UF-XS 9911関連年表 

引渡年月日不明 米空軍 グラマンSA-16A 
1960 日本へ供与のため米海軍へ移管 名称変更 UF-1 Bu.No 149822
1960/03  海上自衛隊へ引き渡し 新明和工業においてUF-XSに改造 ナンバー オ-9911
1962/12/20  初飛行
1967/06/02 用途廃止 下総基地に保管
1975/  東海大学航空宇宙博物館に展示
1993/11/01 かかみがはら航空宇宙博物館へ搬入 修復復元工事
1996/03/01 かかみがはら航空宇宙博物館オープンと同時に公開 現在に至る         
撮影日不明  らぶこすたー 撮影1976ごろ  RENAT
      
撮影1982/04/25  丹羽八十
          
各務原市へ輸送のため解体中の写真
 撮影1993 提供:ShadowFriend

翼取り付け部と動翼付根

エンジン取り付け部

外された動翼と各部アクセスパネルらしきもの

オリジナルのエンジン(大)と追加されたSNJのエンジン(小)

塗装について 佐伯邦昭
 実験に使用されていたときの基本色のガルグレイが白になり、波高測定用の白線が消え、垂直安定版と背びれが赤くなっているのが大きな変化です。 「XS」 「海上自衛隊」 「オ-9911」の文字は形はオリジナルを残していますが、色が白から黒に変わっています。

後部胴体のオレンジの帯は僚機のグラマンUF-2が画いていたものをイメージしたようです。 下総基地内に保管してあった当時の写真では海上自衛隊オリジナルですので、ここ三保に展示するにあたって、見映えをよくしようという考えで適当に塗り替えられたものと推定するほかありません。

 この塗装パターンは、新しい救難飛行艇US-1の塗装と同じであるところから、下総航空基地に保管されている時にテストで塗られたものと推定されます。(2009/08/20訂正)


UF-XSの改造母機について
 寄稿 Aoki Norio

 UF-XSの改造母機は、もともと海軍向けUF-1アルバトロスではなく、空軍向けSA-16として製造された機体です。それがUF-1として日本に供与されたのには、以下のような経緯があります。

 海上自衛隊がUF-XSの母機としてUF-1の供与を要請した際、米海軍には余剰のUF-1がなかったそうです。そのため、空軍の保管していたSA-16Aを海軍へ移管し、管理用の(for administrative purposes only)登録番号 BuNo149822 を付し、UF-1として海軍籍に入れたうえで、日本に供与したとのことです。

 米海軍がかくも好意的な計らいをしたのは、戦前の二式大艇など、日本の飛行艇技術に対する敬意と期待の表れだとも言われます。今日では考えられませんね。

 幸運にも、UF-XSの機内にはグラマン社の製造銘板が残っていて、本機がSA-16として製造されたことを証明しています。しかし、プレート表面が劣化しているため、製造番号および製造年度は判読できていません。


撮影2003/11/10  佐伯邦昭 岐阜県A4402参照 


UF-XSの操縦席と製造
銘板 撮影2003/03/17(撮影許可済み)  CROW

 

A4517 静岡県  Shizuoka Prefecture  静岡市(旧清水市) 三保飛行場
飛行場空撮 三保飛行場 (社)日本飛行協会専用 滑走路500m 撮影2006/03/15 
 

 

A4538 静岡県 Shizuoka Prefecture 富士市(08/10/31までは庵原郡富士川町) 富士川河口
                 
日本の風景  飛行場空撮 富士川滑空場 撮影2007/06/07  阿施光南