川崎ベル47G JA7016
川崎ベル47 JA7016の経歴
1952/11/24 |
c/n614 ベル47D-1 JA7006登録 中日本新聞社 |
1953/02/11 |
岐阜市で墜落 |
1953/03/23 |
抹消登録 以後 川崎機械工業西明石工場で再製 |
1953/11/11 |
JA7016登録 川崎機械工業 定置場明石川崎ヘリポート |
1955/10/29 |
47G-1型に転換 初飛行 |
1958/01/31 |
抹消登録 解体 |
撮影1955/10/29 川崎航空機株式会社西明石工場 中井八郎
燃料タンクが2本並列です。D型(1本)からG型への大きな特徴です。 操縦席後部と下面に赤白(又は赤黄)のチェッカーを施しているのは、試験機の意味でしょうか。
尾部にスタビライザーがあります。D型からG型への大きな特徴です。
報道の写真班が来ているようなので、公開試験かと思われます。
毎日新聞社のパイパーPA-18-135 JA3019 マルス号 記者を
運んできたものと思われます。
パイパーPA-18 スーパーカブ JA3019の経歴
1952/07/17 |
c/n18-1829 ロールアウト |
1952/09/20 |
JA3016登録
毎日新聞社 マルス号 定置場 東京国際空港 |
1967/07 |
伊藤忠へ譲渡 |
1968/09/19 |
久原統三郎 定置場 東京国際空港 |
1971/02/15 |
太南工業 定置場 ホンダエアポート |
1982/04/10 |
小谷修一 定置場 大西飛行場 |
2008現在 |
上記登録
で未抹消 (機体は存在しないものと思われる) |
以上のことから、川崎航空機西明石工場で社有機の川崎ベル47D-1を47Gに改造し、その初飛行を公開した日の情景ではないかと推察します。
連
関連投稿 2009/07/31 懐かしいベル47 大石治生
川崎ベル47の懐かしい姿を久しぶりに拝見しました。私が子供の頃はテレビや映画のアクションシーンのほか農薬散布などでよく目にした一番身近なヘリコプターでした。
因みに、私が最初に整備したベル47Gは砕氷艦「ふじ」に搭載していた47G-2Aの5751号機で、機上電子機器などは真空管式で調整や部品調達に苦労しました。
47G-2以前のメインローターは木製でしたので、バランス取りの際にはローターを削って調整していたそうです。
5751号機は飛行時間を伸ばす機会が少なく永らく現役でいましたが、事故で用途廃止となり、その後に機体がどのようになったかは不明です。
廃棄処分後、5751号機の予備品として保管されていたエンジン部品(コンロッド)を記念に頂いておりましたので写真を添付しておきます。
関連投稿 2009/07/31 懐かしいベル47 かつお
ベル47Gは、私の初体験にして唯1回だけのベル体験搭乗でした。座ってみるとまるで巨大なシャボン玉の中に入っているようで、視界を遮るのは計器盤と足元のフロアだけですから非常に視野が広く、飛行高度も速度も低いことから馴染みの土地を上空からの眺めはまた楽しいものでした。
関連投稿 2009/08/01 昭和33年の川崎航空機工業の会社紹介映画
インターネット上の映像配信サイト「NPO法人
科学映像館」に昭和33年の川崎航空機工業の会社紹介映画が公開されています。明石工場でのベル47G2の製造風景やJ-47ジェットエンジンのオーバーホール、岐阜工場でのT-33Aの量産風景、P2V-7がでてきます。カラー映像であり、しかもかなりのハイクオリティで驚かされます。http://www.kagakueizo.org/2009/04/post-247.html
佐伯から : 本当に驚きました。いい記録を残してくれていますね。小山さん、青木さんありがとうございました。
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