菊池飛行場

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菊池市	菊池飛行場（花房飛行場）跡
玉名郡○町	竈門神社
玉名郡○町	大久保神社

◎：現地に展示中のもの　×：過去のもの　△：現状不明　

　A8518竃門神社とA8519大久保神社のプロペラは、海軍大久保清喜中佐が郷里のお宮に奉納したもので、かなり山奥にありますが、地域のお気持ちを考慮して町名は伏せておきます。

A8519　熊本県 Kumamoto Prefecture　玉名郡○町
◎　大久保神社のハンザ　ブランデンブルグ水上偵察機のプロペラ　撮影2006/09/30　　ＦＵＫＵ　「単　葉　ヒ式　２００.H.P　愛知.No.３７９　１５．３.２０.」の刻印から探索した結果、ヒ式　２００.H.Pはイスパノスイザ発動機200馬力であり、それを搭載した単葉の飛行機は、1922（大正11）年にドイツからの戦利品であるハンザ　ブランデンブルグ水上偵察機に最も近いことが判明しました。　これにより、霞ヶ浦駐屯地（茨城県A3003）の木製固定ピッチ４枚羽根プロペラも同型と判明しました。

ハンザ水偵は、愛知と中島で約310機国産され、海軍からの払い下げ民間機としても活躍しました。写真をみると殆どが２枚羽根プロペラですが、４枚羽根も存在しています。（写真日本軍用機史から）

　

A8518　熊本県 Kumamoto Prefecture　玉名郡○町　竃門（かまど）神社
◎　竃門神社の海軍F-5号（ショートF-5）飛行艇のプロペラ　撮影2006/09/30　　ＦＵＫＵ　「ヱ　フ　五　ロールスロイス.３５０.HP　愛知　No　０４２」の刻印から、愛知時計電機で製作された海軍F-5号飛行艇の発動機に装着されたプロペラと一応断定できますが、輸入機や広工廠製の機体の予備プロペラも愛知時計電機で生産していたとも考えられます。

　

A8508　熊本県 Kumamoto Prefecture　菊池市泗水（しすい）町　陸軍菊池飛行場（花房飛行場）跡
熊本県菊池郡泗水（しすい）町　菊池飛行場（花房飛行場）跡　撮影2004/07/26,30　　FUKU 　菊池飛行場は菊池市泗水町一帯の陸軍基地でした。戦後開拓されその面影はわずかしか残っておりません。　慰霊碑建立の趣旨は写真のとおりで碑裏面に少年飛行兵戦没者の名が刻んであります。　碑を建立し管理されている倉沢　泰さんは　大正10年生まれ83歳、昭和17年1月陸軍高射砲隊に入隊後、4月千葉県の陸軍防空学校へ進み17年10月より各県を転々され宮崎の小林で終戦、熊本に帰りわずかに残った兵舎に住み、開拓を始められました。　慰霊碑は昭和26年に門柱や廃材で作り無縁仏を祀ったのが始まりですが、菊池飛行場で亡くなった人も慰霊することになり、現在の形になりました。昭和38年から少飛会や戦友会と地元区民で4月に合同慰霊祭を行っています。　なお、倉沢さんは隣接の富の原保育園園長です。菊池飛行場　昭和15年4月建設　開隊16年7月26日現在の住所　菊池市泗水町陸軍航空通信学校菊池教育隊と太刀洗陸軍飛行学校菊池教育隊第103教育飛行団及び107教育飛行団滑走路　東西１０００、南北950芝張り

門柱と高架水槽	木造格納庫の土台
弾薬庫	民家に残る兵舎の壁