主翼上面に積もった雪(霜)の状況を確認するためのものです。除雪(霜)は、社内運航規定により積った厚みによって判断しますが、黄色が見えなければ除霜、除雪を実行することになります。2〜3ミリ以上程度
つばさの上面の積雪(霜)は見難く、除雪(霜)判断の苦い経験から識別のペイントが考え出されたといわれています。こういうのはメーカーにはわからないことで、運航経験のあるユーザーだからこそできることです。
(以上、にばさん、飛行浪人さんからのご教示による)
にばさん所有のANAポケモンジェット1/400模型 販売:全日空商事
◎ おかげさまで数年来の疑問が解けました! N.P.C.さんからメール
このクイズ、わからなかったので珍回答でもと思いましたがそれも浮かびませんでした。答えを見て数年来の疑問が解けました。
プラモデルを造るさいにANA系統の機体にはあの黄色い四角が・・・? あの下に何か有るのか? でも他航空会社の同型機に見当たらず・・・?
もしかしてJAL系統の新塗装機の主翼に有る黒帯びも同じ役目でしょうか?
◎ 正解者はなし
専門家以外の人では、除雪に関係するものだろうというところまでのお答えはありましたが、ずばり正解はなしでした。
正解を教えてもらえば、メカニックな構造でもなんでもない単純なペイント(カラーシート)に過ぎませんでした。同じ例は、YS-11の主脚ダウンロック表示にあります。Y-6に詳しく載せているので参照してください。
現場での、こまかな改善の工夫の積み重ねが、こうした小さくても大きな発想を生み出しているのだと思います。
皆さん、旅客機に乗ったら、このようなものを注意しましょう。
佐伯邦昭