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航空歴史館 掲載14/11/08
追加14/12/04

日本におけるロッキードPV-2ハープーンの歴史

目次

日本におけるロッキードPV-2ハープーンの歴史略年表
各機の経歴と写真
カ-4101 → カ-4571 不時着水
  カ-4102 → カ-4572
カ-4103 → カ-4573
カ-4104  →  カ-4574 
カ-4105 → カ-4575
カ-4106 → カ-4576
カ-4107- → カ-4577
カ-4108 → カ-4578
カ-4109 墜落
カ-4110 → カ-4579
カ-4111 → カ-4580
カ-4112 → カ-4581
カ-4113 → カ-4582 焼失
カ-4114 → カ-4583
カ-4115 → カ-4584
カ-4116 → カ-4585

カ-4117 → カ-4586
 要目・性能 三面図   PV-1との比較
   クローズアップ写真

は写真募集中

 

日本におけるロッキードPV-2ハープーンの歴史略年表
1943/11 ロッキードPV-2哨戒爆撃機初飛行
1944秋 米海軍に配備
1945 終戦により一部を洋上哨戒兼攻撃機に変換
一部を機銃増加のPV-2Dとする 
1955/01/16 PV-2Dを5機、PV-2を12機 海上自衛隊に供与
鹿屋航空基地に配備
1955/04/18 鹿屋航空基地で米軍からの引渡式挙行 17機
  航空情報1955年5月号 自衛隊使用機の解剖
1956/01/16 * ロッキードP2V-7の海上自衛隊への供与開始
1957/04/08 * グラマンS2F-1の海上自衛隊への供与開始
1955〜1961 鹿屋教育航空隊で哨戒、機上作業、地上作業等の訓練機として使用 
1961/08/01 最後の機体が用途廃止

 ロッキード ロードスターから発展したPV-1(英軍名ベンチュラ)を大型化して武装を強化したPV-2でしたが、大戦末期に於いて既に旧式化しており、重量増加で扱いにくいために、海上自衛隊への供与は、お払い箱のようなものだったとも言われます。

 上表のとおり、すぐに新鋭の対潜哨戒機P2V-7とS2F-1が供与されたため、PV-2は訓練用務のみで日本での生涯を終えました。実質的にどのように貢献したのか検証が必要かと思います。

未完

 

以下、個別機体の経歴と写真 

       

PV-2D 4101→4571
 
  c/n151592? 米海軍37626? 
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4101 鹿屋教育航空隊
1956/05 ▼ カー4571に変更
1957/04/19 岩国航空基地着陸前に不時着水大破 8人死亡
1957/04/26 用途廃止

航空情報1957年6月号

 

 

  

PV-2D 4102→4572
 
1955/01/16 c/n151590 USN37624 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4102 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4572に変更
1961/04/30 用途廃止 下総航空基地スクラップヤードに保管 のち解体

撮影1959/09/29 戸田保紀


撮影1958年頃 撮影者はお申し出ください


 

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PV-2D 4103→4573   573
 
1945/08/31 c/n151514 米海軍37548
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4103 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4573に変更
1960/04/01 用途廃止 訓練備教材として使用か?
  下総航空基地スクラップヤードに保管 のち解体

供与時の塗装、銃座付き   撮影1956/08 航空自衛隊浜松基地 提供ET


銃座を取り除き塗装も変更  撮影1958年頃 撮影者はお申し出ください


下総航空基地 用途廃止後の訓練教材か? 撮影1962/07/23  
gETa−o   620723

下総航空基地スクラップヤード 撮影1964 海上自衛隊


 

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 PV-2D 4104→4574   574
 
1945/06/15 c/n151506 米海軍37540
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4104 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4574に変更
1960/04/01 用途廃止 整備教材と使用か?
  下総航空基地スクラップヤードに保管 のち解体

 新明和工業伊丹工場 撮影高見保市 提供高田和彦 

撮影1959/09/29 戸田保紀


撮影1958年頃 撮影者はお申し出ください


撮影1963/03/20 下総航空基地 赤塚 薫     73号機の人影に注意  1年前の73号機参照


下総航空基地スクラップヤード 撮影1964 海上自衛隊


撮影1965/08/02 PAPPY

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PV-2D 4105→4575
 
1945/12/07 c/n151504 米海軍375388
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4105 鹿屋教育航空隊
1956/05 ▼ カー4575に変更
1961/08/01 用途廃止

 

 

 

PV-2 4106→4576 576
 
1945/05/25 c/n151514 米海軍37519
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4106 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4576に変更
1961/08/01 用途廃止 

撮影 海上自衛隊

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PV-2 4107→4577577
 
1945/05/23 c/n151582 米海軍37516
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4107 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4577に変更
1961/08/01 用途廃止

新明和興業伊丹工場 撮影1958年頃 撮影者はお申し出ください

新明和興業伊丹工場 撮影1958年頃 いたみん




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PV-2 4108→4578578
 
1945/05/25 c/n151480 米海軍37514
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4108 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4578に変更
1960/12/31 用途廃止

撮影1958年頃 撮影平井正二


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PV-2 4109
 
1945/05/23 c/n151582 米海軍37516
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 シリアル  カ-4109 鹿屋教育航空隊
1955/07/08 鹿屋市野里町に墜落 5人即死 1人重傷  用途廃止


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PV-2 4110→4579
 
1945/05/23 c/n151470 米海軍37504
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4110 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4579に変更
1958/11/21 用途廃止

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PV-2 4111→4580580
 
1945/05/123 c/n151453 米海軍37487
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4111 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4580に変更
1958/06/09 用途廃止

撮影1959/09/29 小牧基地 戸田保紀

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PV-2 4112→4581
 
1945 c/n151443? 米海軍37477?
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4112 鹿屋教育航空隊
1956/05  カー4581に変更
1957/12/28 整備中に左発動機から出火 消失
1958/03/19 用途廃止

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PV-2 4113→4582
 
1945 c/n151437 米海軍37471
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4113 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4582に変更
1958/11/21 用途廃止

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PV-2 4114→4583583
 
1945/04/16 c/n151416 米海軍37471
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4114 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4583に変更
1958/11/21 用途廃止

撮影年不明 提供かんきち

新明和興行伊丹工場 撮影1958以降 高田和彦


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PV-2 4115→4584 584
 
1945/11/13 c/n151207 米海軍37241
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4107 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4584に変更
1961/08/01 用途廃止

撮影年不明 提供神戸の井上


撮影1958年頃 撮影者はお申し出ください




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PV-2 4116→4585585
 
1945/11/13 c/n151193 米海軍37227
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4116 鹿屋教育航空隊
1956/05 カー4585に変更
1961/08/01 用途廃止

カ-4116 航空情報1955年6月号

撮影1959/09/29 小牧基地 戸田保紀

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PV-2 4117→4586  586
 
1945/11/13 c/n151193 米海軍37227
1955/01/16 海上自衛隊へ引渡 初期シリアル カ-4117 鹿屋教育航空隊
1956/05  カー4585に変更
1961/08/01 用途廃止

カ-4117 航空情報1955年6月号

 

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要目・性能 三面図       要目
 

世界の航空機 1955年6月号 PV-2ハープーンの横顔から


世界の航空機 1955年6月号 PV-2ハープーンの横顔から



1946/04/15改定 PV-2 Pirot Handbook から 提供イガテック    

同燃料系統 (下のPV-1と比較してみてください タンクが大幅に増えています)


参考 PV-1の機内配置と燃料系統

1911/03/14発行 PV-i Flight Operating Instructions から 提供イガテック

同燃料系統

Wikipediaによる要目   マニュアルによる修正

  PV-1 PV-2
全長 15.77 m  15.60m 22.9m   15.78m
全幅 19.96 m  18.74m 22.86m  22.86m
全高 3.63 m     3.62m 4.00m     3.63m
翼面積 51.9 u 63.7u
自重 9,160 kg 9,530kg
全備重量 14,096 kg 15,270kg
エンジン P&W R-2800-31 空冷星型18気筒 2,000hp×2
最大速度 518 km/h(4,025 m) 456km/h
巡航速度 274 km/h 275km/h
着陸速度 134 km/h 150km/h
上昇率 680 m/min 341m/min
実用上限高度 8,015 m 7,280m
航続距離 2,670 km 4,720km
武装 爆弾 3,000ℓb 
12.7mm機銃×7 
7.62mm機銃×2
爆弾 2710kg
12.7mm重機関銃×9
ロケット弾×8
乗員 5名 5名

 

PV-2 

全長 51feet 9.5inch 15.78m

翼幅 75feet    22.86m 

全高 11feet 11inch 3.63m



 

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クローズアップ写真     クロ

4572 上部銃座   以下 撮影1958年頃 撮影者はお申し出ください


4573 


尾部銃座あと


 

4574 


4577 







4578 機首機銃








 

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