● 12月7日(土)8日(日)に航空自衛隊那覇基地航空祭「美ら島エアーフェスタ2019」が開催されました。私自身は7日の日中のみ訪問したので、その様子を報告します。
当日は朝から吹き降り。昨年も天気は悪かったのですが、恐らくは2004年以来の「
ひどい天気」となりました。このためエプロンには観客がほとんどおらず、各ハンガー内には200-300人程度の観客が天候の回復を待っていました。
その中で11時からはデモスクランブルのため2機のF-15がエンジンを始動し離陸していきましたが、最前列はスカスカの状況でした(私もハンガー内から眺めるのみ)。模擬急患空輸展示も患者を機体脇に搬送するところで終了。航空機兵装展示は中止となりました。
私自身は14時ごろに退場したので伝聞情報なのですが、ナイトフライトは発進のみとなったハズでしたが、絶妙のタイミングでホットスクランブルがあり、期せずして夜間離陸を見ることができたそうです。(● 山本晋介)
● 第204飛行隊55周年記念の文字を左右のタンクに描いたF-15J(52-8955)。ちなみに開隊は1964年12月1日
● 年度末で解隊される百里基地第501飛行隊のRF-4E(57-6909)。那覇基地では
最後の展示だ
● 百里基地第301飛行隊のF-4EJ改(97-8422)。飛行隊自体は来年度末までに機種をF-35Aに変更して存続する
が、那覇基地でのファントムの展示はこれが最後ではないかと囁かれていた。個人的には(岐阜の機体もまだ残っているので)来年度の航空祭での展示を期待する
● 築城基地第8飛行隊のF-2A(03-8504)
● ハンガー内でコクピット公開していた第204飛行隊のT-4(06-5630)
● 1日目は終日、風速10m前後の北風と断続的な雨による暴風雨といえる中での航空祭で、基地広報の方に聞いたところ来場者数も確実に数千人程度とのこと。私も2009年からほぼ毎年来ていますが、こんな酷い天気の航空祭は初めてです。
エプロン上のイベントもほとんどが中止または縮小となり、回転翼機展示飛行はUH-60Jのみの地上滑走に、F-15のナイトフライトも去年に引き続き地上滑走に変更となりました。
ただ、ナイトフライトの前後に1回ずつのホットスクランブルがあり、さらにE-2Cの夜間離陸もあったので、それだけでも儲けものでした。(まあ、私はE-2Cの地上滑走しかまともに撮れませんでしたが。)
また、予定では2日目に実施予定のP-3C洗機を見ることができました。おそらくは実任務の帰りだったのでしょう。
F-15の綱引きも結局中止になりましたが、エプロン地上展示には去年に引き続き 民間機(JTAのB737)も来ました。
夕方からはF-4EJ改とRF-4Eのライトアップ?もなされていました。
それにしても、見てのとおり、エプロン上は最前列を含めてほとんど人がいません。また、風に飛ばされるのを避けるために、いつもは邪魔なパイプテントや机なども無いため、ある意味クリアな状態で撮影はできました。
なお、強風で危険なため、入場時にエプロン地区で傘を使わないよう放送があったのですが、それを知ってか知らずか、持っていた傘を飛ばされた人が結構いました。まあ、私は雨合羽を着ていましたが、最終的には上から下までずぶ濡れにはなりました。
夕方頃にはいったん雨もやんで、エプロン上の来場者も増えてきたのですが、プロジェクションマッピングが始まる直前あたりからまた風雨が強まり、私も格納庫内に退避していると、突然、轟音と共に夜間のホットスクランブルがありました。(これはほとんど撮影失敗)
また、F-15のナイトフライトが地上滑走に変更となって、そろそろ終わりかなと思った時に、E-2Cの夜間離陸(実任務)と2回目のホットスクランブルがありました。おかげでISO感度の調整もままならない状態でとりあえずシャッターを切り続けたのでした。(● TRON)
● 304・204飛行隊のF-15J列線
● 42-8948
デモスクランブル
● 夜間地上滑走
● ホットスクランブル
● 綱引き
● 兵装展示
● 油圧系統作動展示
● エンジン取外・取付展示
(1)
● ハンガー内コクピット展示
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● 夜間地上滑走
● 97-8422
ライトアップ
● ライトアップ
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● UH-60JII
● 回転翼機展示滑走
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● 洗機
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● プロジェクションマッピング
に続く 17日掲載予定