HOME  SITEMAP 日替わりメモ 質問箱目次
TOP
質問箱020 掲載14/10/20
追加21/10/23


この場所はどこでしょうか?

1 この基地はどこでしょうか? 機体はT-6
2 この基地はどこでしょうか? 機体はT-28BとTBM-3S2

  3 この展示場所はどこでしょうか? 機体はF-86D
    ヒント 陸上自衛隊習志野駐屯地ではないか

 

 3 この展示場所はどこでしょうか? 機体はF-86D 山本晋介

  2018年は航空自衛隊のF-86D導入60周年、退役50周年にあたります。1958.1.16 F-86D受領、1968.10.1 101および103飛行隊解隊、運用終了

 そこでF-86Dの展示機の現状および過去に展示された機体と場所を確認していたところ、展示場所の不明な機体(04-8185)を見つけました。                                   

番号:04-8185 
根拠: 航空情報別冊JASDF Sabre Special(セイバースペシャル)昭和58年1983年5月20日発行
    p.15上段に第103飛行隊マークのカラー写真を掲載

撮影者のT.MAEKAWAさん dansa●hicat.ne.jp(●に@を入れる)へご連絡ください。



 下郷リストには
JASDF 浜松dpyとあります。

製造番号 機種 番号 経緯 引渡 用途廃止
190-388 F-86D-45-NA 04-8185 JASDF・2W103/3W102 60-05-24d 68-10-01w
備考 ex-52-3985, 68-10-01取こわし、 JASDF 浜松dpy

 それを受けて、ヒコーキ雲の制作会社別・機名別索引では、未掲載機(白地)として「浜松基地」が載っています。  

04-8184
野田清水公園
04-8185
浜松基地
04-8187
新田原基地

 JASDF 浜松dpyとあるのですが、ノーズ部分(右下隅)に円形遊具らしきものがあるため、
「基地内の展示ではナイ」と考えておりますが、いかがでしょうか。なお国土地理院の空撮データを見ると1970年撮影の浜松「北」基地のグランドの一角(現在、ブルーインパルス塗装のF-86が
ある場所の近く)に機体らしきものが見えます。画質が悪くて、本当に機体なのかどうかの判別すら困難なのですが、その向きから考えて、本写真の機体ではナイ、と考えております。その後、1976年撮影の航空写真では、この機体らしきものの存在は確認できませんでした。

 浜松のどこに展示してあったのか、ご教示ください。


2018/09/03 ヒント 匿名希望さんから

 1980年頃、千葉県習志野駐屯地にF-86DとT-33Aが展示してありました。駐屯地の東側、Googl Earthの35°42’N  140°03′Eあたりです。昔の記憶なので曖昧ですが、お訊ねの画像はこの場所にあったF-86Dと酷似した背景のようです。ただ向きが違ってるような気がします。あの頃は結構頻繁に展示機材が入れ替わり、戦車(61式?)等も並んでいました。


新 2021/10/23 展示場所は浜松北基地(当時。現在の北地区)と判明 山本晋介

 山本さんへ展示場所は浜松北基地であるとの情報が届けられたと連絡がありました。
 【要約】
1. F-86D 185号機は確かに浜松基地北地区(元北基地)ゲート近くのグランドに展示されていた。
2. 浜松北基地にてゲートガードだったF-86F 82-7808号機をブルーインパルス の929号機(本当は12-7995号機だが機番を”92-7929”に書き換えた機体、現在も展示中)と入れ替えた時に、このF-86D 185号機はF-86F 808号機と共に撤去され、スクラップとなった。

ヒコーキ雲から : F-86D 185号機とF-86F 808号機が浜松基地に展示されていた当時の写真を募集します。 よろしくお願いします。

      

2 この基地はどこでしょうか?  機体はT-28BとTBM-3S2   イガテック

 2枚の写真はそれぞれどこの基地でしょうか。所有者から質問がありました。

ノースアメリカンT-28B 63-0581 尾翼に偵察航空隊マークがないので1962年以前の実験航空隊時代か


グラマンTBM-3S2 カー2350 人物は航空自衛隊員か


参考 下総航空基地に展示されていた頃
撮影1965/08/02 PAPPY
      

No1

1 ここはどこの基地でしょうか? 

 ノースアメリカンT-6Dがいる風景、ここはどこの基地でしょうか? 佐伯邦昭 

第2操縦学校第1分校(矢の目基地)マーク 撮影1958/08〜1959/06の間  提供かんきち


 

 ハンガーの中に整備中のF-86がいるので、入間基地ではないかと判断しましたが、入間でこのようなハンガーを見たことがないというご意見(飛行浪人さん)と、それでは矢の目基地(仙台空港)や松島基地かというと、それもちょっと記憶にないというご意見(戸田保紀さん)を頂いています。

小牧か岐阜では?  2016/05/11 はねぶたさんから 

 格納庫内にいるのは水平尾翼と垂直尾翼の位置関係を見ていると86Dのような気がしますのでちょっと観察してみました。
   

 上反角の無い水平尾翼、操縦席下に開いているパネル形状(F型のガンベイドア付近)、上方へ開状態の風防から格納庫内の機体はF-86Dでしょう。シリアルナンバーは読めませんが、その上に何か描いてあるようにも見えます。黄シャチのような気もしますが、赤帯が無く円弧の一部とも取れる何かがある様にも見えます。

 すくなくとも尾翼に赤シャチではないので、D型配備初期の撮影としても矛盾はありません。撮影時期が正しいとすればF-86D配備開始の頃、第3航空団の新編(松島)、移動(小牧)と隷下の101飛行隊新編(岐阜)、移動(小牧)102飛行隊新編(小牧)あたりが期間に含まれ、可能性の高い場所として小牧、岐阜、松島が浮かびます。

 写真提供者のかんきちさんは小牧で撮影された初期のF-104Jも提供されている事と併せ、同じく小牧で撮影されたものではないかと考えます。

 第2操縦学校は松島で新編、昭和328月に宇都宮へ移動後も338月まで松島に臨時松島訓練隊を残しており、その臨時松島訓練隊が後に第2操縦学校第2分校として静浜へ移動、34年に現在の第11飛行教育団へ改称されている、ようです。

 で、その第11飛教団の尾翼マークが質問箱018T-6と同じに見えます。

 と言う訳で、T-6は移動間もない3空団へ(松島から?)用務飛行で飛来、この写真は「小牧では珍しい外来のT-6」を撮影したものだったのではないでしょうか。 

 どうもこの時期各基地とも大なり小なり戦後の再整備工事をしているようで、国土地理院の航空写真閲覧では背景と合致しそうな撮影場所を特定することが出来ませんでした。当時の小牧、岐阜をご存知の方が居られれば、と思います。

 以上、進展も証拠もありませんが可能性の提示ということで。