・ お断り
この号の発売当時に、目を痛めて入院手術をしており、未だに細かな字を読むのが苦痛なので、6月号のすべてを見ての感想は書くことができません。
たまたま、80〜81ページの清水郁郎さんの”空夢”のなかに佐伯の名とインターネット航空雑誌ヒコーキ雲のことが書かれているので、敬意を表して取り上げている次第です。
”空夢”に関しては、航空歴史館の方に記述していますが、上記のように副題として『情報、求む』とありますので、日本航空学園が持っていたスチンソンL-5について、皆さんから広くご教示を頂きたいと存じます。
その他の記事で印象に残ったのは、次のとおりです。
・ 編集後記で三井編集長が書いているように所沢へやってきた零戦について、航空ファン自体が相当に情熱をもって取材しており、タキシングや中村泰三君の奮闘ぶりなどを22枚の写真で報じています。
・ 現在、来日中のブライトリング ジェットチームについて10ページにわたって紹介しています。でも、日本での本命フライトともいうべきであった岩国でのブルーとの共演が中止になったので、やや影が薄くなりましたね。
・ US-2民転問題と海外輸出は、日本独自の航空産業技術を世界にアピールする絶好の話題なのですが、小野正春氏の小粒な記事では、既報道の域内で少し失望しました。政府にはっぱをかける意味でも大きく取り上げて、航空ファン誌としての意見も出してほしいですね。
・ 安住の地で眠るトムキャット はいい企画です。ただ「眠る」という表現は、都道府県展示保存機総覧を編集している私の立場からすると好ましくないし、ぎらついたカラー画面での割付にもう一工夫欲しいところです。
このくらいで、目の保護のためにやめておきます。