航空科学博物館展示部長　種山雅夫さんご退職

　
   種山雅夫さんは、千葉県芝山町の航空科学博物館の開館当時から学芸員として勤務し、先月末、展示部長を最後に定年退職されました。
佐伯は、昨年12月に「３０th 航空科学博物館30周年記念誌」を紹介しましたが、収集資料及び展示思想によって博物館の値打ちを決める中で、種山さんは中心の一人として民間航空のトップレベルの博物館とするべく活躍してこられました。
　インターネット航空雑誌ヒコーキ雲に「航空科学博物館提供」というクレジットで発表されている同館の数々の写真がありますが、種山さんにはインターネット航空雑誌ヒコーキ雲の充実にも大いに貢献して頂いてきました。

   退職挨拶に添えられた種山さん言葉を披露しておきます。
   「成田に勤め始めた際に、大きな目標は航空博物館を作ってくれる政治家を育てられないかと言う野望でした。しかし、日本では自動車でさえも国立博物館はありません。グチですがダメでした。その点から言って、ヒコーキ雲は世界に誇れるWEB博物館です。」

　ありがとうございます。一時、病を得たと伺っていますが、これからはゆっくりと養生に務めると共に豊富な経験を何らかの形で活用していただくことを期待しております。

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