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航空歴史館
《追悼》 旧日本軍用機情報の第一人者 秋本 実さんの訃報
2013年10月 佐伯邦昭
零戦談話室のtg540さんの投稿で、秋本実さんがお亡くなりになっていることを初めて知りました。藤原洋さんにお尋ねしたところ今年の2月4日に逝去されたそうです。享年85歳戦後日本のヒコーキマニアの草分けとなったつばさ会創始の時からお仲間である藤原さんはお通夜葬儀に参列され、航空ジャーナリスト協会の機関誌風°天ニュース108号では、昨年12月31日に亡くなった片桐敏夫さんと合同で追悼記事を組んでいるということです。
私は、お会いしたこともお話しをしたこともないのですが、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲制作上で「1953年頃の飛行機マニアの機関誌 つばさ AOZORA」のCDを販売したのをはじめとして、秋本さんの初期の活動記録にたびたびお世話になりました。
遅くなったお詫びを添えて、謹んで哀悼の意を表します。
酣燈社をはじめとして秋本さんに大いに関係してきた航空出版社はどのように報じたのでしょうか、迂闊にも見落としておりました。著名になると何かと毀誉褒貶がささやかれて、秋本さんもその例外ではなかったですが、旧日本軍用機情報の第一人者として日本のみならず世界の愛好者に知らしめた功績はとても大きいものです。
天国で、敗戦により適わなかった操縦士の夢を満たして、隼などで存分に飛んでおられることを信じてお別れの言葉とします。
インターネット航空雑誌ヒコーキ雲制作 佐伯邦昭