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野付郡別海町
航空歴史館 いしぶみ  旧陸軍計根別第一飛行場跡 掩体壕
航空歴史館 いしぶみ 墜落したRB-29消火記念碑


  

A1442-04 北海道野付郡別海町本別 旧陸軍計根別第一飛行場跡 
               Imperial Japanese Army Air Base, Betsukai Town, HOKKAIDO 
   
◎ 陸軍計根別第一飛行場跡

  参考 計根別第一〜第四飛行場 (日本におけるダグラスDC-3 1951年以降の歴史F-1 JA5015から転記)
 
 

滑走路跡 撮影2005/05  TRON
1500×100m コンクリート
掩体壕1 
撮影2005/05  TRON
撮影2003/07   飯島 実
撮影2003/07   飯島 実
撮影2003/07   飯島 実
掩体壕2 撮影2005/05  TRON 掩体壕3 撮影2005/05  TRON

 

 

A1442-03 北海道野付郡別海町上春別
        Bekkai-Town, HOKKAIDO

   
西春別のRB-29消火記念碑 撮影2003/071   飯島 実
 

 1954/11/07、根室沖上空で米空軍横田基地所属ののボーイングRB-29がソ連戦闘機に攻撃されて別海村へ墜落し、乗員12名は落下傘降下し、1人死亡1人行方不明でした。米軍は、その際消火に当たった消防隊へのお礼として、同機のプロペラブレードを残し、それが道路沿いに記念碑として建ててあります。

 (注) RB-29消火記念碑という名称は、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲が勝手につけたものです。佐伯邦昭

05/12/25 佐伯邦昭追記
 上の文に幸いにも地上の人命家屋等には被害がありませんでした。」と書いていましたが、資料により次のとおり訂正します。(TRONさん及び守屋憲治さんの情報提供によります)

全壊 酪農業涌田熊太郎宅(平屋35坪)熊太郎さんほか家族は地区行事参加中で無事
消失 山林3反歩
偵察機所属 横田基地の第91戦術偵察大隊

 当時の北方の状況
 1953年3月北海道議会での質疑によりますと、
米軍機以外(国籍不明機=ソ連機)の根室国警監視所上空飛行回数は、1951年171機、1952年165機と記録され、1952年10月7日にB-29がソ連機に初撃墜されているそうです。

 以後、米ソ空中戦が多発し、「航空自衛隊千歳基地25年史」にも、1958年にソ連機と対峙し千歳に緊急着陸したRB−66の写真が掲載されています。キャプションには、降りてきた乗員は興奮状態で拳銃を握りしめていたとありました。

 
 なお、別海村へのRB-29の墜落は、記録上は、戦後初の道民への直接被害となります。