霞の目飛行場の格納庫が仙台市交通局のバス車庫に 2006/09/21伊藤憲一
航空に関する話題をひとつお知らせします。 それは、戦後まもなくの話ですが、仙台市交通局のバス車庫に霞の目飛行場の格納庫を移設して作ったという話題です。ただし、写真は送れません。航空とは関連の無いHPで偶然発見したものです。 このHPは、「仙台市完全非公認・仙台市営バスのページ」という、rondoさんという方が主宰されているものです。 メニューの[昔のおもひで]→[バスのある光景]でたどり着きます。上から4番目、5番目の2枚の写真に車庫を解体している写真があり、これは、霞の目飛行場の格納庫を移設したというコメントがあります。この写真は手前の古いバスを見せるのが主題と思うのですが、私は、このコメントにもひっかかりました。 なぜ、また、どのようにして移設したのか知りたくなったのですね。
実は、これを発見したのは2年ほど前なのですが、これは、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲の話題に値するものかなと思い、管理人のrondoさんに、私の実名を出し、貴誌を紹介させていただきました。そして写真提供をお願いし、また移設理由とその方法も分かれば教えていただきたいと申し出たのですが、丁重にお断りの回答をいただきました。 確か、rondoさん自身の写真でなく提供写真であったこと。また、その提供者にも話をしていだだいたようですが、提供者自身もその写真の所在が不明との理由だったと思います。
そこで、私も、仙台市交通局50年史などの書物や新聞などを調べたのですが、その範囲ではこの広瀬車庫は霞の目の格納庫を使用したとの話しは見つけられず、確証は得られませんでした。分かったことは、この広瀬車庫の開所は昭和25年、閉所は昭和52年とのことです。
写真から見ると、確かに格納庫のような形をしているし、これが本当ならば、戦後まもなくの話でもあり、物資不足等の理由とも思えるのですがどうやって運んだのか非常に興味があります。それとも、このような例はこの当時、普通にあったのでしょうか。現在の陸上自衛隊・霞目駐屯地の格納庫から、広瀬車庫のあったところまでは、おおよそ北西の方向、仙台駅をはさんで、約5.1kmです。
まずは、このHP「仙台市完全非公認・仙台市営バスのページ」をご覧ください。ちなみにこのHPはローカル(一地方の公営バスを中心に扱っているという意味で)なものですが、延べアクセス者は150万人を超えており凄いHPと思います。
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