見事な七五調の文章と飛燕が12.7ミリと20ミリ機関砲を発射したイラストをご覧ください。上記、栗原市殉難の碑に眠る故平塚勝氏が書き遺したものを、HIRA2KAさんが〜空を愛した男の死闘譜〜として冊子に収録しました。
陸軍幼年学校、陸軍航空士官学校を経て満洲の部隊にあった平塚勝少尉は、新造飛燕のパイロットとして明野に派遣され、訓練の後、ニューギニア戦線、負傷後は名古屋、そして終戦後は五式戦を台湾空軍に引渡す役目をもって、日本陸軍操縦士としての責務を終え、その技量を生かしてT-6訓練時代の教官として松島基地に在ります。
不幸にして空中衝突の犠牲となりましたが、HIRA2KAさんが復活させたこの記録を読みますと、勝さんはまさに文武両道の武人でした。次々に戦友と航空機が失なわれていく南方戦線にあって、遂には自らも被弾して鱶の泳ぐ海に落下傘降下する情景など、鬼気迫るものがあります。
航空自衛隊時代の書き残しがないのは、ちょっと残念ですが、飛燕による死闘譜として歴史価値もあるのではないでしょうか。
記録を整理して上梓したHIRA2KAさんは、この手記を少しでも多くの人の眼に触れてもらいたいと考えています。
更 この度 HIRA2KAさんより、ヒコーキ雲サーバー内への保管及びリンクの許可を頂きました。
pdfファイルで掲載していますので閲覧して頂ければと思います。尚、当資料の無断転載は禁止します。 転載等希望の方は、
s_hiratsuka●hotmail.com (●に@を入れる)に連絡して確認してください。
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