私の生まれ育ちが大利根飛行場の対岸千葉県印旛郡栄町ですので、よく遊びに行っては　飛行機の話を聞いていました。以下1973年の記録です。（2015/02/01記　古石）

パイパーＰＡ-28-140　ＪＡ3368　

	ｃ/ｎ28-22481
196903/28	JA3368登録　日本リース　定置場大利根場外離着陸場
1975/07/01	日本フライングサービス　定置場三保場外離着陸場
1977/04/08	公共施設地図航空　定置場三保場外離着陸場
1978/07/16	埼玉県戸田市で不時着中破
1978/10/27	抹消登録

パイパーＰＡ-12 ＪＡ3675

	c/n12-130　Ｎ92598
1973/05/24	ＪＡ3675登録　中哉（なか　はじめ）　定置場大利根場外離着陸場
1974/08/03	東海大学航空宇宙科学博物館に展示
	抹消登録未済　所在は不明

　

ＪＡナンバーが見えないので機種の確定に戸惑いましたが、主輪の支柱が決め手になりました。パイパーの尾輪式小型機の支柱には次の二種類があり↑はＡタイプです。

Ａタイプ　ＰＡ-12、ＰＡ-20	Ｂタイプ　Ｊ-3（Ｌ-21）、ＰＡ-18

　 それで、ＰＡ-12とＰＡ-20のＪＡナンバーを当ってみたところ、ＰＡ-20は、早い時期に全機なくなっており、ＰＡ-12は、撮影の1973年に存在していたＪＡ3675ただ１機でした。

　機体は、この年の5月にＪＡ登録されたというのに、ご覧のように相当にくたびれています。あまり使い物にならなかったと見えて、翌年には、三保にオープンした東海大学航空宇宙科学博物館の展示品として納まっているのです。

　航空情報1974年12月号の晴天乱流に駒林栄太郎さんが、この博物館収拾機体の中に「航空復活後軽飛行機として活躍しているパイパー機のうちの１機を飾ることができた」と書いています。パイパー小型機を代表する扱いです。

　入場券にもＪＡ3675が印刷されているところを見ると、パイパーのみならず館全体を象徴させようとしたのでしょうかね。“相当にくたびれた状態”で輸入されてきたにしては、いい余生と言えるか？？　
　いえいえ、本機は、航空局の登録台帳に現役機として残っているのに、博物館閉鎖後の所在が杳としてつかめない”幽霊機”でありますよ！

　“相当にくたびれた状態”の写真がヒコーキ雲に載ったのを機会に、成仏して欲しいものであります。　

パイパーＰＡ-18-135　ＪＡ3288

	c/n18-2960　ＵＳ53-4860
1966/02/24	ＪＡ3288登録　日本赤十字社　定置場竜ヶ崎飛行場
1971/12/01	日本飛行連盟　定置場大利根場外離着陸場
1973/01/22	静岡県航空協会　定置場三保場外離着陸場→静岡県蒲原町
1988/01/03	事故により抹消登録

　　　　　　　　　　　　　　　　

セスナ150Ｊ　JA3419

	ｃ/ｎ15070271
1969/06/122	JA3419登録　日本リース（日本飛行連盟）　定置場調布飛行場
1976/01/09	日本フライングサービス　定置場調布飛行場
1976/04/01	抹消登録
2006/02現在	神戸市東灘区

ドルニエＤＯ28　ＪＡ5115　経歴等詳細はドルニエDo28　A-1　JA5115へ

スポルタビア・フォルニエルRF-4D　JA2110

	ｃ/ｎ4118
1969/07/21	JA2110登録　日本リース　定置場大利根場外離着陸場
1972/03/24	日本フライングサービス　定置場大利根場外離着陸場
1975/06/09	中澤愛一郎(日本モーターグライダークラブ)