1962/04/26 ロールアウト 製造番号3001 ライセンス米民間記号N73226 1962/07/04 JA9009 富士重工業社有機として登録 定置場宇都宮
1969夏ごろ 有翼ヘリコプターへ改造に着手 社内呼称XMH 1970/02/11 有翼ヘリコプターFB204Jとして初飛行 1973年まで試験 1980/11/12 用途廃止 抹消登録
FB204J有翼ヘリコプターとは
富士重工業製の204B初号機を改造した高速運航時の機体揚力の増加を目指した試験機です。 長さ2.4m、後退角14°フラップ付の翼を胴体左右に取り付け、尾部フインの右側に水平安定板、ローターマスト部分に流線形の覆い、エレベーターを層流翼から逆カンバー型とするなどの改造を行いました。 理論上は、重量が増したにもかかわらず揚力が15%増し、速度が140kt(B型の制限速度は120kt)になるといわれていましたが、試験の成果や、その後抹消登録までどのように使われたのかについては不知です。 また、社内ではXMHと呼ばれていたようで、それを含めてFB204Jとして型式証明を受けていたかどうかも不知です。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2415/makino.html 及び航空情報1970年1月号グラビア記事参照
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