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A3405-2 群馬県太田市呑龍公園 (大光院境内地)
      Donryu Park, Ota City, Gunma Prefecture

        
× 太田市呑竜公園の富士ベルUH-1B 41551
1969/09/11 c/n MH-52 陸上自衛隊へ引渡
1988/02/29 第5飛行隊で用途廃止
1988 大光院呑龍公園に展示
  撤去

 17世紀に呑竜上人によって開山した大光院という名刹と富士ベルヘリコプターの組み合わせが不思議ですが、このお寺の近くに中島知久平が研究所を建てて、航空機の製造を始めたという歴史を知って理解できました。中島航空機-富士重工業の発祥の地なのです。

2004年

 操縦席のフロントグラスが割れています。台風(04年10月の21号台風)の影響とは思えませんが・・・。この公園には、以前小動物達が飼われており、動物園のようでした。今回見に行ったときは、みんな居なくなっていました。近くのみやげ物屋で聞いたところなんでも、敷地を大光院へ返却するらしいとのこと。(賃借料の関係らしいです) UH-1Bもそう長くなさそうです。

撮影2004/10/10 Ogurenko
     



日替わりメモ2004/10/13 

    現代日本の航空機保存の実情  泣いているひよどり

 ビニールをガムテープで貼り付けたフロント、それでもワイパーが無事であるのが泣かせます。彼はこれで涙をぬぐっているのでしょう。展示後16年の状況、ぼこぼこにいたずらされてしまいました。航空機と自衛隊へのイメージに影響が出ますね。説明板の赤線の部分がなんと白々しいこと。
 中島知久平氏の航空機研究スタートの地であり、すぐそばには富士重工業の工場もあり、案内板には疾風の絵まであります。

 何とかなりませんかね。   


 現代日本の航空機保存の実情 泣いているひよどり  

 上記に反応がありました。


 

防衛庁長官官房広報課からメール

先般、大野長官あてにお問い合わせをいただいた群馬県太田市と陸上自衛隊善通寺駐屯地における展示機の状況につきまして、大変遅くなりましたが調査した結果と今後の対応につきまして回答いたします。
 まず、群馬県太田市の陸上自衛隊ヘリコプター(多用途ヘリコプターUH−1B、太田市どんりゅう公園展示機)ですが、太田市役所と自衛隊群馬地方連絡部が調整し、去る1月12日に破損していた窓ガラスの補修を行っております。
 善通寺駐屯地のF−86Dの標識につきましては、昭和43年に同駐屯地に移管された時点で既に塗装状態がかなり悪化していたため展示のための整備作業により消えてしまった事情が分かりました。現在描かれている米海軍第31戦闘飛行隊のマークが書き入れられた経緯は明らかになりませんでしたが、航
航空自衛隊衛隊機であったことを踏まえ、現在のマークは消去する方向で陸上自衛隊と航空自衛隊で調整を開始しました。
 なお、本件につきまして細部のおたずねがございましたら、防衛庁長官官房広報課事業担当(03−5366−3111)にお問い合わせください。

      防衛庁長官官房広報課
      Mail : info@jda.go.jp
    


1996年

 太田市への出張用務を終え急いで大光院を探して行きましたが、既に夕暮れ時で使い捨てカメラのフラッシュでやっと写ってくれたものがこれです。 1972年2月に霞目駐屯地に初めて配備されたUH-1B3機のうちの1機で(他は520、,577)、懐かしい機体だったのですが、夕暮れのお寺の公園内で樹木が茂っており、すこし不気味に感じた覚えがあります。 展示開始後6年たっていますが、アンテナの支柱などもあり、まだかなりいい状態でした。

撮影1996/10/08   伊藤憲一