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鎌ヶ谷市

鎌ヶ谷市市制記念公園

都道府県展示保存機総覧(現都道府県別・展示保存機総覧)創設のきっかけになった機体

:現地に展示または保存中のもの ×:過去のもの :現状不明

A3530-01 千葉県鎌ヶ谷市 市制記念公園
       Kamagaya City Memorial Park, Kamagaya City, Chiba Prefecture

    

 鎌ヶ谷市市制記念公園のノースアメリカンSNJ-5 6209

JA7641の経歴

1952/02/10

c/n121-? USN91010  海上自衛隊に供与

1964/09/30

第201航空隊で用途廃止

1992/08/25

鎌ヶ谷市市制記念公園に展示

2013年

撮影2013/11/10 JAS思い出の日本エアシステム

2012年

撮影2012/11/10 YS45

2011年

撮影2011/05/21 YS45

2005年

 ある程度の補修を含む再塗装がされており、またしっかりした造りの性能諸元表が設置されているので撮影してきました。なお、B 2004年の状況にあるビニールに入った説明書は、SNJ-5の展示状況に耐えかねて私が設置したものでした。他に性能諸元表も設置し、そちらは2005年の1月頃までは残っていたようです。新たに設置された諸元表は、発動機の項の排気量が1桁間違っているようですが、公園の方に尋ねたところ、修正するのも自衛隊へ問い合わせないとできないだろうとのことでした。(2200CC→22,000CC)
 

撮影2005/11/27 aruto

2004年

 Shadowさん撮影から更に2年後の状態です。胴体錆や尾翼の痛みが進行しています。SLには屋根があります(それでも相当にひどいです)が、なぜかSNJにはありません。この公園の入り口に鉄道の高架がありますので、その下に展示してもいいのではないかとも思いました。

004/08/16 ナカハラ


 

説明書 

 紙にワープロ書きしてビニールでカバーしてあります。(予算をもらえない担当課が、ないよりはましというお考えでつくったものと理解します。)

2002年

 ELINT人さんの訴え(下記)が実って、塗装が直され、柵なども整備されております。しかし、方向舵のロッドが左右とも切れて風に揺れており悲しくなります。再塗装もよく見ると錆びの上にかけているようです。

撮影2002/06/06  Shadow


2000年

撮影2000/11/12 ELINT人

@ ELINT人さんから鎌ヶ谷市役所への手紙

 市制記念公園に行きました。その時、気になったのですが、黄色い飛行機を救ってあげて下さい。貴重な機体だと思いますし、子供達の空への憧れなのに、かわいそうに思いました。あれは、元海上自衛隊の機体なので、下総基地にお願いするか、ボランティアを募って、何とかしたいです。私も出来ることがありましたら、是非協力したいです。大切な飛行機なので、撤去だけは、してほしくないです。どうか、お願いします。

A 鎌ヶ谷役所からELINT人さんへ 2000/11/21付け回答

 市といたしましては、日頃より市民の皆様が安心して利用できるよう、公園の整備を心がけているところであります。
 さて、ご意見をいただきました「市制記念公園内の飛行機」の件につきましては、防衛庁より無償貸付を受けている関係上、飛行機の塗装等の整備に関しては防衛庁の承諾を得なければなりません。今後は、ボランティアの皆様との作業を含めて、防衛庁と協議していきたいと考えていますので、ご理解くださるようお願い申し上げます。

B 都道府県展示保存機総覧(現都道府県別・展示保存機総覧)創設を思い立った動機

 以上をELINT人さんから知らせてきたことが、当時、ダグラスDC-3研究に没頭していて、各地の展示機などにはあまり興味がなかった私をして、全都道府県の展示保存機の現状に目を向けさせてくれた大きな動機付けとなりました。2通の手紙と汚れたSNJの写真は、都道府県展示保存機総覧(現都道府県別・展示保存機総覧)の生みの親とも言えます。

C 考えは変わるもの  2010/09/14

 ところが2010年になって、ELINT人さんがボランティアについての考えを豹変しました。自身の掲示板に、 彼自身が次のように書いたのです。
 『すぐにOBやボランティアを使えという人もいますが、現実は皆それぞれに仕事を持っていますので、難しいのでしょう』
 
ヒコーキ雲を閲覧している人なら、それが佐伯を批判していることはすぐにお分かりでしょう。確かに、彼の鎌ヶ谷市役所への手紙に触発されてそのように発言をしてきているからです。 

  各地の展示機で汚れや破損がひどいものには管理者に善処をお願いし続け、その何割かは誠実なお答えと対策に接してきていることはご承知の通りです。しかし、現今の財政状況では、展示航空機に予算をつぎ込めなどとは、なかなか言えるものではなく、さすれば、金が無ければ知恵を出せということです。航空関係のOBやボランティアの活用に行きつきますわなあ。実際に、ボランティアが活動している施設はたくさんあるのですから、無理な提言ではないと思っています。

  しかしこの人は
 10年前 ボランティアを募って、何とかしたいです と訴えながら、
 
10年後 すぐにOBやボランティアを使えという人もいる と批判しました。それが佐伯個人を批判するつもりでも、その前に自分の申し出が矛盾していることに気付いていないらしいです。

D 猛省を!

 都道府県展示保存機総覧(現都道府県別・展示保存機総覧)の生みの親であるだけに、場当たりで考えを変えたり、純ボランティアとして展示保存機の情報を世界に発信している人間をおとしめるような行為は如何なものでしょうか。猛省を促します。