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航空歴史館 北日本航空セスナ195 JA3069の歴史

 

◎ セスナ195 JA3069

セスナ195 JA3069の経歴

1953/07/07 c/n16092  ロールアウト
1953/09/09 JA登録 北日本航空 定置場丘珠飛行場
1964/04/15 合併により日本国内航空 定置場札幌飛行場
  日本産業
1967/05/31 抹消登録
1967 大阪府富田林市PLランドに展示
1988 NPO法人立川航空宇宙博物館が引取 立川市歴史民俗資料館に保管
1994/11/13  立川航空祭に展示 以後駐屯地内に保管 (ほぼ放置状態)
1998年頃 渋谷義夫氏ほか有志により立川駐屯地内で修復 北日本航空塗装に復元
常設展示機となる
2015/11 駐屯地内で解体 撤去

現役時

撮影1958/04/05 東京国際空港 戸田保紀


2015年

 2015年11月、駐屯地側の要請もあって航空機復元協会が解体し、福生市の高崎隆雄氏が引き取りました。ヤフオクによると、エンジン部と座席等を除いた機体が11月8日に開始価格289,000円で出品されました。出品者のsaiki_evという人が高崎氏自身なのかどうかは不明です。
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/aboutme?userID=saiki_ev

日替わりメモ2015/11/10

早速、立川駐屯地内でこれを整備し、ジャコブR7552エンジンの試運転までやっていた航空機保存協会に電話‥‥  「えっ? もう、オークションに出ているのですか」と相手も驚いていました。数日前に解体したばかりだったからです。ヤフオクの写真を見ると、翼、エンジン、座席が取り外され、胴体は前後ふたつに分解されています。それを持ち帰ったのは、福生市の高崎隆雄さん(リチュウム電池のソーラーカーで有名)で、取引は、高崎さん側の八九式活動写真銃実物などとの物々交換だったそうです。さて、289,000円で出品された首無しセスナ195が売れるのかどうか、外野席には見当も付きません!

・ 河口湖自動車博物館も

 そういえば、河口湖自動車博物館の原田さんも手放す意向で、首都圏の某博物館が興味を持っているらしいという噂が聞こえてきます。手放す理由は、高価なものを遺したまま亡くなると莫大な相続税が‥‥ ということらしいです。先進国で、相続税を取っているのは日本だけらしいですが、相続税対策や差し押さえ競売のために貴重な文化財がどのくらい失われてきたか、直ちに廃止すべきだという声があります。もともと戦時財源対策のために設けられた税制というのですから、すぐに廃止は無理でも、暫減方向にもって行くべきでしょう。
 漫画文化が好きな麻生君には言うても無駄か!


2004年

撮影2004/09/12  ogurenko


      


 

 

撮影2009/10/29 インプラント


2003年

エンジン等チェック 撮影2003/03/22 渋谷義夫



エンジン部を曲げて整備ができる仕組み





1097〜99年

放置状態 駐屯地側も困惑 撮影1997/03/23 


立川展示機保存会による修復作業開始 撮影1997/05/19 渋谷義夫


修復作業完成 撮影1998/12/04 渋谷義夫


撮影1999/02/28 渋谷義夫


1994年

撮影1994/11/09 NPO立川航空宇宙博物館
陸上自衛隊立川駐屯地格納庫内 ボランティアによる組立作業

撮影1994/11/13 NPO立川航空宇宙博物館 立川航空祭に展示

 


1988年

撮影1988/10/20 NPO立川航空宇宙博物館
立川市歴史民俗資料館  ペンキ、錆び落し後磨き作業


1970年頃

PLランドでの状態  撮影 NPO立川航空宇宙博物館