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A3635-2 東京都三鷹市大沢 大沢の里水車経営農家 
      Parts of old Japanese Aircraft,  Mitaka City, Tokyo Metropolitan
   
◎ 調布飛行場の陸軍機が落としていった破片   撮影2015/06/26 YS45

 調布飛行場の近くに旧軍の航空機部品を保管してある家があるというので僅かな情報を頼りに探してきました。
 管理している方にお聞きすると「ありますよ...見ますか?」とありがたいお言葉に甘え家の奥へ。
聞けば飛行機が離陸していくときに部品をポロポロ落としていくのだそうで、使えそうな部品を拾っては農作業などに転用したんだそうです。
 
 メジャーを持っていなかったため手持ちのスマートフォンと並べて撮影しました。持ちやすいように一部加工されてしまっていますが風防と思われるもの、鉄製アンテナ支柱、二つの外板の計4点です。部隊配備がハッキリしているので244戦隊か偵察隊のものと思います。公開の許可を頂いています。

   

No.1



No.2


    

No.3



No.4



 


 保管されている場所は水車の展示館で、農家だった家がそのまま有料公開されています。本来の趣旨(水車とそれに付随する農機具の公開)と違うとの事になりますが、話をすれば飛行機部品は見せて頂けます。ただそれだけ見てさっさと帰るのは問題となりますので、行かれる方は立派な水車も見てきて欲しいと思います。
合わせて電気が無い時代に人に知恵で生まれた水車に、少しでも興味をもたれる方が増える事を望みます。
       

鑑定

鑑 定 

2015/07/02 フエイスブック上でのやりとり

     
   

2015/07/03 No.3No.1について YS45

 No.3は、ほぼキ-44鍾馗アンテナ支柱だと思います。キ-43隼も似たような形をしていますがちょっと違う感じです。また三型になりますと太くなっているので違うのが判ります。
 初めは飛燕と思っていましたが、付け根部分の取り付けのツバが斜めになっているので機首右手に付いていた機体というわけです。飛燕はセンターです。

 No.1の外板は、キ-84疾風の機首左手、斜め上部のキャノピー直前のパネル(機関砲カバー)が合致すると思います。(大石治生さんからも同じ意見が届いています。 編集者)

 再来週以降、寸法取りで再度訪問しようと考えておりますが。


 2015/07/04 No.3No.1について 櫻井 隆さんから

まず水車農家の部品の件は、数年以上前に掩体壕保存会の上野会長が発見されて、小室さんという方が鑑定し、大きな板は疾風の左胴体砲カバー、棒状のものは九七戦の空中線支柱という結論に達したとのことで、新聞記事にもなっています。取り急ぎ、お知らせまで

 櫻井 隆
さんのホームページ 陸軍飛行第244戦隊 調布の空の勇士たち