中日新聞滋賀版
彦根市の彦根城一帯で3〜12月に開催中の「国宝・彦根城築城四百十年祭」を記念し、航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」が4日、城周辺の上空を飛行した。城に隣接する金亀公園では「彦根眺城(ちょうじょう)フェス」も併せて開かれた。ブルーインパルスの飛行は県内で初めて。主催した四百十年祭推進委員会によると、5万人(主催者発表)が来場した。6機は琵琶湖側から飛来し、城の半径10キロ圏の上空で20分間ほど飛行した。ゴーというエンジン音を響かせながら、青空に白煙でハートや円を描いたり、急上昇したりして、観客を魅了した。湖南市菩提寺北小学校5年の沢田樹輝(いつき)君(10)は「急上昇する姿がかっこよかった」と満足そうだった。