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航空歴史館
 
 
    
A5703-2 奈良県大和郡山市矢田町 矢田坐久志比古神社
            
Yatani-Imasu-Kushitamahiko-Jinjya, Yamatokoriyama City,  Nara Prefecture
                     

◎ 矢田坐久志玉比古神社 中島九一式戦闘機プロペラ

撮影2004/03 碇 紀夫 提供関西航空史料研究会
 

 プロペラ表面の文字は、向って右側に「神徳」、左側に「赫奕」とあります。 神徳赫奕(しんとくかくえき)の意味は「かみのめぐみは、ひかり かがやく」とのことだそうです。揮毫は、プロペラ献納当時1943(昭和18)年8月18日 大日本飛行協会副会長陸軍中将堀丈夫、プロペラの後ろに見える「航空祖神」の額は、源田 実航空自衛隊初代幕僚長が参拝記念として奉納したものです。(神社所蔵の「昭和九年起 記録 奉賛会」による)

 中島ジュピターZ型エンジンは、中島飛行機がイギリス ブリストル社のジュピター450馬力エンジンをライセンス生産したもので、プロペラは機体後方から見て反時計回り(左回り)です。

    

    

◎ いしぶみ 矢田坐久志玉比古神社(やたに います くしたまひこ じんじゃ)

祭神は櫛玉饒速日命(にぎはやひのみこと)  神宮皇后の東征の折に天磐船(天地を自在に飛ぶ船)に乗って河内に天下り、後奈良に移ったという

撮影2004/03 碇 紀夫 提供関西航空史料研究会

        
   

「天の磐船」によく似た石


神武天皇が生駒山から射た二本目の矢が落ちたところという伝承

日替わりメモ20150128

〇  大日本飛行協会副会長堀中将が揮毫した九一戦のプロペラ

 矢田やたに (います久志玉比古くしたまひこ神社に祀られている櫛玉饒速日命(にぎはやひのみこと)
 
なんとまあ難しい名のお宮でありますが、掲示してあるプロペラにも堀中将が神徳 赫奕(しんとく かくえき)なる難解なスローガンを揮毫しています。

 そして、注目すべきは源田実航空幕僚長が奉納した『航空祖神』なる額の文字です。

 インドでは、5千年前にデルタ翼のヒコーキが飛んでおり、それが人類の初飛行なりという説が歴史学会で堂々と発表されているそうです。さすれば、神武天皇時代に天磐船なる天地を自在に飛ぶ船で日向から畿内に飛んだ櫛玉饒速日命の故事こそ、羽衣伝説と並ぶ本邦初飛行なりと唱えるべきでありますか?

 同神社の航空祭が9月20日というのも、1941(昭和16)年に制定された航空日―現在の空の日の9月20日と一致しており、『航空祖神』となにやら因縁がなくもありません。現に航空神社として自衛隊員などのお参りも多いそうですから。

 こんな大切なお宮が今頃になってヒコーキ雲に登場とは、あまりにも遅きに失しました。学校教育から神代の伝説を一掃してしまったGHQとそれに乗って国民を洗脳した歴史学者、文部省、日本社会党、日教組、朝日新聞、岩波書店など親中派の罪がここにも影響しておりますなあ!