航空歴史館 | 掲載13/06/26 |
質問箱 005 |
日本の初飛行50周年記念レリーフの身元について
佐伯邦昭
A6403-4 広島市南区段原南 佐伯宅
Danbara-Minami, Minami-ku, Hiroshima City◎ 日本の初飛行50周年記念レリーフ このレリーフは、、長崎航空(1961/06/12〜1967/12/01)の役員をしていた 方から頂きました。航空五社会の社長クラスに配られたたものだそうです。同じものが日本航空協会にもあります。
さて、いつ、制作配布されたものでしょうか。レリーフに刻まれているKOKU50KAIが航空五社会と同じ 意味のようにも思えますが、長崎航空を含めての五社の時代 は下表のとおり1966〜1967の2年間です。その期間は、1960年の航空50周年から既に6〜7年経過しており、記念レリーフを作るには遅すぎるような気がします。
年 体制 日航 全日空 藤田 中日本 長崎 東亜 日本国内 富士 北日本 日東 南西 〜1960 8社 1961〜3 9社 1964 8社 1965 6社 1966〜7 5社 1968〜71 5社 1972 4社 東亜国内 代々木公園の日野熊蔵像には建立航空50会 とあり、KOKU50KAIと同じものならば、日野熊蔵像を建立した昭和49(1974)年に併せてこのレリーフが作成 されたとも考えられます。その年の航空五社は日航、全日空、東亜国内航空、南西航空、日本近距離航で長崎航空は既にありませんし、初飛行50周年から既に14年も過ぎています。
いつ、誰が制作させて、何社に配ったのでしょうか。ご教示ください。
TOKUGAWA & HINO FIRST FLY IN YOYOGI FIELD 1912 12 19
幾久は、著名な彫刻(陶芸)家の小金丸幾久さんの銘
KOKU 50 KAIとは、代々木公園に日野熊蔵像を建立した航空50会と思われる
航空50会と小金丸幾久の名がある代々木公園の説明板
参考
航空情報1960年11月号 航空50周年祝賀式典
航空情報1960年3月号国内ニュース 1月30日、日本の航空50周年を記念して東京代々木のクッキングスクールに、各界の航空関係者が多数参集し、徳川好敏氏(77歳)を囲んで祝賀会を行った。