○ これほど不可解な話はないかも‥
5月5日こどもの日、米海兵隊岩国基地フレンドシップデーにグアムからボーイングB-52爆撃機が飛来するというニュースには、
不可解が付きまといます。北京五輪聖火と同じで、騒ぎを大きくして逆にPR効果をあげようという算段なのか?
B-52飛来を決定し、はやばやと発表した米軍の考えがよく分かりません。友好のプレゼントのつもりでしょうか。艦載機移駐容認で当選した岩国市長へのプレゼントのつもりでしょうか。反対派への嫌がらせでしょうか。緊急時に北鮮やロシア沿岸へ向かうためのルートテストでしょうか。
平和を呼称する団体が絶対反対を唱えているのはいつもの通りですが、広島市長が核兵器搭載可能の飛行機が広島市の間近を飛ぶのはけしからんと外務大臣と駐日米大使と基地司令に中止を求める文書を送り、広島県も同様の文書を送
りました。日本に核を持ち込まないという原則を信じている日本人が何割いるのか知りませんが、核兵器搭載可能機は岩国でも厚木でも日常的に飛んでいるというのに、B-52はいけないという‥ 原子爆弾投下のにっくきB-29と印象がだぶるのかな‥
岩国市と山口県は、今のところ動きなしです。それは、反対表明でもしたら本日の衆議院山口2区補欠選挙に艦載機移駐賛成を掲げて戦っている候補者にいささかでも不利な影響が出てはいけない
と、沈黙は金なりを決め込んでいるのでしょう。
珍しいもの見たさで喜ぶ人々(無責任ですが、私もその中の一人)がいる反面、逆効果をもたらす危険性も大きいでしょう。横田へならともかくとして敢えて火中の岩国へ飛ばそうという米軍の意図、それを日本政府が静観している意味が、私にはどうしても理解できません。
下記は、去年のフレンドシップデーの後で日替わりメモに書いたものです。
3日の夜8時にラプターが2機降りたという数人の目撃情報があっという間に広まって、サプライズ展示があるかと気を揉んだ人がたくさんいました。私は、それはないだろうと思っていましたし、それよりも、プログラムに公式に書かれているB-52のフライバイというのに大いに関心を抱きました。
もし、この時期に戦略爆撃機B-52が岩国上空を飛んだとしたら大変な騒ぎになるのは必定であると思ったからですが、本部席の日本人広報を呼び出して聞いたら「ああ、これは別の担当がよくわからずに書いたもので、間違いです。済みません‥」なんてこっちも訳のわからない釈明がありました。F-22とB-52情報は一体何だったのかと不思議な気分です。
|
今年も不思議な気分になるのかどうか、それほど真剣に考えているわけでもありませんので、まことに無責任ではありますが、本日は当方が主催しているゴルフコンペがあるので、準備のためこれで失礼します。
午前5時半 日曜日の放談 陳謝
○ 427番関連 続 これほど不可解な話はないかも‥ (B-52爆撃機の飛来は中止)
5月5日こどもの日、米海兵隊岩国基地フレンドシップデーのB-52爆撃機の飛来は中止されました。広島県と広島市には外務省から連絡があり、(飛来中止の要請をしなかった)岩国市には基地報道部から電話で参加中止の連絡があったそうです。
中止の原因をあれこれ詮索するのは不謹慎のそしりを免れないので書きませんが、或る意味では結末が十二分に予想されることを何故実行に移そうとしたのか、それとも中止はシナリオなのか、奥歯に物が挟まったような不可解な感じをぬぐえませんね。