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航空歴史館

伊豫西條 佐藤日進堂書店の古物

@ 佐藤日進堂書店の紹介

A 日本模型飛行機協會関連のバッジ (質問箱031から転記)
     衣服への取付け方法の考察
B 現店主の少年時代のリュックサック 漫画0戦はやとのイラスト入り
C 森永ミルクキャラメルの模型飛行機 大正末期
D 1925(大正14)年朝日新聞社 歐洲訪問大飛行の記念品 

 

A7306-1 愛媛県西条市 佐藤日進堂書店の古物
       Sato Nisshindo Book Shop, Saijyo City, Ehime Pref.   
@ 佐藤日進堂書店 の古物

 伊豫西條の佐藤干城氏は、神戸市元町一丁目にあった川瀬日進堂書店で修行を積み、暖簾分けの形で西條に佐藤日進堂書店を開きました。  01

神戸市元町通一丁目の絵はがき 元町と川瀬日進堂書店 
人力車の時代の元町の繁栄ぶりや、横文字に港町神戸の姿がよく現れています 

川瀬日進堂書店は大きな本屋さんでした

1937(昭和12)年の増築挨拶  (空襲で消失し廃業しています)


伊豫西條の佐藤日進堂書店 神戸の川瀬日進堂書店から暖簾分けで開業したものと思われます
店構えも文字が無いだけで 増築前の川瀬日進堂書店に似せています



現在の店舗 撮影2016/10/29


 飛行機マニアであった先々代以降の影響で、航空関係等の古物が今も残されています。例えば、日本模型飛行機協會関連のバッジ が入っている箱もそのひとつです。

箱の中身

 この箱は、現在の田中貴金属やシチズンの祖先の山崎商店の更に前身の「清水商店」が作った日本初のシャープペンシルの箱だそうです。
箱の表 ホシエスは、「清水商店」のSから採られたブランドマーク

 

 

A 日本模型飛行機協會関連の徽章 (質問箱031から転記)  02

 1922(大正11)年創業の佐藤日進堂 書店にこのようなものが残っています。陸軍中将で帝國飛行協会副会長長岡外史ゆかりの品ですが、N.M.K. 裁長岡将軍の意味が分りません。鑑定をお願いします。

伊豫西條日進堂提供 (縦横約2センチ)

2016/11/03 柳沢光二さんから   模型協会

 多分、これではないかという資料を見つけました。
 載っていたのは昭和761日発行の航空雑誌「グライダー」。発行は正興館。そこに 會員募集の広告。募集しているのは日本模型飛行機協会。そして 總裁は陸軍中将 長岡外史です。創立は411日。

  会の目的は、我が国の航空界の発展に資するために、模型飛行機の進歩発達を奨励し併せて航空思想並びにグライダーに関する趣味知識の普及とあります。

 NMKは、この日本模型飛行機協 會の頭文字だと思います。
      

新 2016/11/06 柳沢光二さんから

 徽章の上部の丸い部分ですが、こんなことを考えてみました。ゴム動力模型飛行機の大会などでは子供や学生たちの参加者が多数いたと思います。高価なものは参加記念に渡せないので安価なこのカタチにしたと思います。
 持ち帰ってから母親にお願いして布に糸でくくりり付け安全ピンで服に取り付け、まわりに自慢していたのでは? 
 また当時は空前のバッジブーム。コレクターアイテムでした。専用の虫ピンがあったかもしれません。そんな思いつきを写真にしてみました。


 当時の航空関連徽章も参考に添付します。取り付け用のリボンやひもも付いていません。
     

 

B 現店主の少年時代のリュックサック 03

「0戦はやと」は、1963年から1年間週間少年キングに連載された辻なおきの漫画です。

    

 

C 森永ミルクキャラメルの模型飛行機  04

 大正末期の一族の写真に、幼児が森永ミルクキャラメルの模型飛行機を持って写っています。

拡大

 大正時代の森永ミルクキャラメル模型飛行機は、ただ飛ばすだけの形状のようです.
  昭和に入ると、飛行機セールとして実機を全国に飛ばすと共に「森永ミルクキャラメル30銭分お買い上げごとに紙製飛行機模型一組進呈」とし、そのモデルは、第1回が報知日米号、第2回が日仏トレー・デュニオン号、第3回はリンドバーグ号でした。

 出典 MORINAGA MUSEUM https://www.morinaga.co.jp/museum/gallery/show01/gallery_2.html
 

 

D 1925(大正14)年朝日新聞社 歐洲訪問大飛行の記念品   訪歐

絵はがきと双六を1925(大正14)年朝日新聞社歐洲訪問大飛行へ転記