人吉市の「宝古蔵」（ほうこくら）は、人吉、球磨地方の偉人たちとその業績をたたえる、個人の小さな博物館です。
　ここに、人吉出身の日野熊蔵大尉の経歴や遺品の他に日野式一号機やグラーデ式単葉機の模型や日野式拳銃の解説書等が展示してあります。　すべて個人による収集品とのことで、館長さんご自身によるご案内がありました。展示物の価値観が伝わり、感動しました。地元の方もほとんどご存じ無いほど小さな個人博物館ですが訪れる価値あるすばらしい博物館だと思いました。人吉にいらしゃる機会がありましたら、是非訪れていただきたい博物館です。（まさ）

閉館　
　2008年２月に訪れたところ、二年前に閉館したとのことでした。市内の人吉城の復元された多門櫓の中で、郷土の偉人をたたえるパネル展示が行われており、その中に日野熊蔵大尉のものもありました。パネル全体のくたびれ具合からしておそらく宝古蔵で展示されていたものではないかと思いますが、日野大尉の遺品や日野式拳銃についての記載などはありませんでした。（2008/02/22記　小規模板工房　）


2010年　ハンス　グラーデ機模型を航空科学博物館A3502に寄贈

日野熊蔵顕彰会が生誕120年を記念して建立　1998/05/31に除幕しました。（関連　図書室30　日野熊蔵伝参照　）