HOME SITEMAP 日替わりメモ 鹿児島県目次

 

A8711-1 鹿児島県曽於市 財部(たからべ)温泉健康センター 
       Takarabe Spa Health Center, Soo City, Kagoshima Prefecture
      

◎ たからべ温泉健康センターのビーチクラフトE-18S JA5014

JA5014の経歴

1955/02

c/nBA-50 N5334B

1955/04/27

JA登録 読売新聞社 YOMIURI SHINBUN NO.107 定置場東京国際空港

1972/12/24

抹消登録 九州学院大学(現第一工業大学)へ寄贈

 

航空機保存会(代表坂口行治さん)がたからべ温泉健康センターに保存展示

現役時

撮影1959/09/29 東京国際空港 戸田保紀

2022年4月29日

  鹿児島県曽於市親水公園のビーチE18 JA5014を面倒見ているエンジニアボランティアは毎週末天候との兼ね合いを見て管理作業しています。
 先日、当該曽於市たからべの親水公園に展示している、ビーチE18の定期全面塗装を完了しました。子供さんから年配の方まで作業中の様子に作業中の様子に感心をもってもらえました。3〜5年毎の塗装替えで管理しています。4月29日撮影したものです。
 (航空エンジニアボランティア 代表 坂口 行治)

 撮影2022/04/29  坂口 行治








 

2022年4月20日

 機体左右の方向舵の大半が骨だけになっていました。
 ヒコーキ雲掲載の2019年10月撮影の写真では確かに全体を銀色に塗られていたようですが、訪問時にはその銀塗装を削り落としたような感じになっていました(写真参照)。
 このため2019年10月撮影の写真では銀色一色になっている水平尾翼下の胴体部分に2000年頃に塗装されていた赤帯が見えるようになっています。これから再塗装を行うのかもしれません。

<電源車>
 かつて脇に置かれていた電源車は無くなっていました。

<説明板>
 説明板は手書きで復活していました。

<設置場所の件>
 さてヒコーキ雲記載の場所の話になりますが、どうやら温泉としても名称は「たからべ温泉」("たからべ"は平仮名)であり、温泉入浴施設の名称は「財部温泉健康センター」("たからべ"は漢字)となるようです。 (山本晋介)

撮影2022/04/20  山本晋介


 撮影2022/04/20  山本晋介


 撮影2022/04/20  山本晋介


2019年  銀塗装か?

撮影2019/10/04 MOR1


2015年

 塗装の劣化がかなり進んでいます。説明板も錆で判読不可能です。
撮影2015/10/24  KUPANBA

撮影2015/10/24  KUPANBA


       
       





電源車


   

日替わりメモ2015/11/06

〇 美人湯のそばで‥‥ 

  鹿児島県曽於(そお)市のホームページに財部(たからべ)温泉健康センターは「地下1261メートルから湧出するお湯は、泉質が炭酸水素塩泉で各種イオンが豊富に含まれ、肌をすべすべにする美人湯として有名」とあります。問題は、その温泉の庭にあるビーチクラフトE18Sです。
 お化粧が落剥して、美人湯にはふさわしくない姿態になってきました。そばのベンチも壊れ、立ち入り禁止の看板が何本も立てられています。市役所にとっては、お荷物の展示となっているみたいで、撤去の要請がなされているかもしれません。 主体施設と付属展示のアンバランス、これも航空機展示のひとつの現実ですね。


2010年

 相当に汚れが進んでいます。この現状ではとてもとても「動態保存」などとは言えないですね。色々と難しい面が有るのは分かりますが、ツイン(スーパー)ビーチ系は展示機そのものも少なくなっているので残念です。(2010/10/19記 HAWK)


撮影2010/10/11 HAWK


 

 

 


2004年

撮影2004/12/06 佐伯邦昭



 

管理者 坂口行冶さんからメール

1 当該JA5014号機は現在も心地よく星型9気筒エンジンから白い煙と爆音をあげながら防錆運転中です。(約2週間毎)
2 現在取り外しているエルロン、エレベーター、フラップは羽布張り(はふばり)で露天では保存できないので、屋内での永久展示にむけ保管中です。
3 初回のビーチクラフトデザインも紫外線や雨露で痛みが目だってきました、これから再塗装の計画に移ります。航空機専用ポリウレタン・トップコート塗料を予定しています。
4 電源車両は、これもプレミア物を半年かけてレストアしました。約2000アンペアの出力で5000馬力の空冷ディーゼル(ドイツ製)エンジン(ドイツ製)搭載。鹿児島の鴨池空港で使っていた貴重品です。ちゃんと車両とも元気に可動しています。参照 坂口保存会

 


2002年

 JA5014は元読売新聞社機。1972年の退役後は国分市の第一工業大学で教材となっていましたが、その後、財部町に寄贈され、2年程前より現在地に保存されたということです。

 展示にあたっては、JACの坂口整備士により可能な限り復元され、当初は時々エンジンも回して動態保存?を目指していたようです。機体左側のトラックは電源車でDC28Vを供給する発電機が載っています。周囲に民家は無く、騒音の苦情も出そうにない場所ですが、現状を見る限り、最近は稼動していないように思います。

 残念ながらエレベータとフラップ及びテールコーンが欠けたままの状態です。

 交通不便で、もとより航空機とは縁の無い場所なのでファンの目に触れることは無いでしょうし、維持に必要なボランティア要員をどうやって確保するか、航空機保存の難しさを考えさせられてしまいます。(2002記 まるヨ)

撮影2002/11/16  まるヨ        更 写真サイズ大きくしました。