HOME SITEMAP 日替わりメモ 伝説の時代から現代まで 航空史抜き書き
2023年9月9日 茨城空港 ウェビック フェスティバル 2023 「飛燕」の実物大模型展示
茨城空港にて バイク用品を扱っているウエビック(Webike)社が 茨城空港駐車場で ウエビック フェスティバル2023を 2023年9月9日開催しました。 このイベントに併せて ドレミコレクションと日本立体が3年の歳月かけて構想・製作してきた陸軍三式戦闘機「飛燕」の実物大模型が展示されました。 ドレミコレクションはオートバイに乗られているとご存じの方が多いと思います。 その社長である武 浩さんがヤフーオークションで購入した実機をそのまま保存しレストアを行う代わりに実物大模型を製作し並べて展示することを目的としているそうです。 今後、2023年末にはドレミコレクションの本社のある岡山県に運ばれることとなりますので関東で公式に展示されるのは今回が最後にあるかもしれません。 今回の展示でドレミコレクションが飛燕をデザインしたTシャツを販売しており、購入の際に頂きましたパンフレットに気になることが書かれていましたので掲載させていただきます。 告知1、 飛燕のスポンサー権販売受付開始 映画・CM・ドラマ等での撮影 イベントショー・展示会等への貸し出し 貸出料+日割出演料、移動組み立て費用を支払いすることで展示をお願いできるそうです。 組み立てだけでも3時間ほど掛かり、ユニック車量を使用するので相当の費用が掛かるようです。 告知2,クラウドファンディング始動! 飛燕元機体の保全、格納庫の維持のためクラウドファンディング始動! 2023年12月から公開予定のため引き続き応援のほど宜しくお願いします。 「飛燕との記念撮影、 飛燕コクピット搭乗権」など、一生の記念になる返礼品を思案中。 続報はドレミコレクションHPにて随時お知らせされるそうです。 (2023年9月9日時点でクラウドファンディングは実施されていません。) 今回のイベントでドレミコレクションの武社長が購入のいきさつや今回の実物大模型の製作に関しての苦労を話されていましたが、先に購入保存している実機も腐食対策が大変であることや実物大模型でも移動して展示するだけでも費用がとても掛かると話されていました。 しかし、飛燕を見られて当時関わった90歳代の方が見た瞬間に昔のことを思い出して車いすの方が立ち上がって歩いたり、当時のことを話し始めたりすることを見てこの製作に関する情熱を注いで物事を進めているというのは素晴らしいことだとつくづく感じます。 賛同者が多く現れてほしいと思います。 撮影2023年9月9日 ヒコーキ雲編集 機体ですが、プロペラは電動でゆっくり回転します。 翼端の編隊灯はLEDランプが組み込まれていました。 機体外板はアルミA5052材を使用しているそうです。 今回の機体は日本立体で5機目の製作になるとのことでした。 機数が増えるごとに仕上がりがとても実機に近く見えるようになってきていると感じました。 尚、日本立体にて現時点(2023年9月9日)では次の製作機体は決まっていないようでした。 「飛行機製作依頼承ります。 現代に再び蘇らせたい機体はございませんか? その夢私共が叶えます。 ドレミコレクションまでご連絡ください。」 とドレミコレクションのパンフレットに書かれていました。 次の機体が早く決まることを願っています。 (編) 実機の飛燕リンクは下記の通り 川崎キ61三式戦U型改飛燕(6117)の戦後史 リンク