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航空歴史館技術ノート

  

F-4EJ, RF-4E アーマメントパネル表示について

小林 実 (Blue1) / イガテック

 2022/07/06 

 小林さんから F-4EJの写真をいただいた際に 搭載兵装記入用パネル部に書かれている内容の紹介がありました。
 『 アーマメントバネルは、消し残しと「ポットの中に携行品は入っています」が面白く加えました。
 掲載の必要はありません。 携行を旅行と書けばもっと楽しめた(お互いに)筈ですが。』 小林実
 ということでしたが、パネルの運用で技術ノートと言えないかもしれませんが興味のある所を説明したかったので記事とします。

  撮影2002/11/03  松島基地  27-8306  小林実
  

 撮影後の写真をよく観察されていますね。
 枠内に通常は武装しているミサイルや20mm砲の搭載数などが記されていますね。
 枠の大きさは以前計測してみたときは 横 400mm 高さ 260mm でした。
 詳しいことは撮影された写真を拡大して見比べると分るかもしれません。

 パネルへの記入は 三菱 ダーマトグラフ、 通称 グリースペン または グリペン と呼ばれているものを使用しています。 市販されていて今は色鉛筆のように12色あります。(茶色、赤、桃色、橙色、黄色、白、黄緑、緑、水色、藍色、紫、黒)
 上記パネルでは黒以外に水色、もしくは紫色も使われていそうですね。

 撮影 イガテック
 

 航空機運用パネルへの記入にも使用されていたようで、厚手のビニールシートでパネルを覆えば自在に書き消しができます。
 アーマメントパネルへの書き込みでマッハで飛んでも消えないという点が良いですね。
 RF-4Eでは 写真を見ると表になっています。

 撮影2002/10/01 百里基地 イガテック
 

 表の中にはうっすらと 3段目に IR(赤外線カメラ)、 4段目に SLR(Side Looking Radar) と書かれており 搭載フイルムの量が書かれているようです。
 RF-4EJの表示は F-4EJのときのままで記載面の色が緑色をしているので書き込んであるところが見てみたかったですね。
 写真をお持ちの方は拡大して見てみると面白いかもしれません。

 後日 RF-4Eの搭載機器の紹介をします。