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 スーパー ユニバーサル旅客機の事故 2件

時期や場所等に関する情報を求めます


大日本航空輸送の塗装例 ペーパークラフト  かつお
 

 提供:杉山弘一  解説:佐伯邦昭

1 J-CBIOのクラッシュ



 この写真は初公開。
 そもそも、J-CBIOなる登録記号の存在そのものが本日封切です。

 フォッカー スーパー ユニバーサル旅客機は、創立間もない日本航空輸送鰍ニ満洲航空鰍ナ大活躍をしました。(航空歴史館 一銭五厘の記念スタンプ時代参照)
 
しかし、こんな場面もあったでしょう。

 スーパー ユニバーサルには、J-B×××およびJ-C×××の記号が知られていますが、BとCの区分の理由は不明です。満洲では、日本航空輸送とそれを引き継いだ満洲航空はJ-ナンバーで飛ばし、やがて奉天の航空工廠でスーパー ユニバーサルの生産を始めると、これにはM-×××のナンバーが付けられました。 

  土手を駆け上がって倒立してしまった姿から、 意外に小さい補助翼や、方向舵のために切りかけのある昇降舵や、水平尾翼 の裏にもJを書いていたのかなど、いろいろと特徴がみられます。

場所は、なんとなく日本離れした景色で満洲か朝鮮のようにも思えます。
時期や場所等に関する情報を求めます 。




 
2 J-CAZOのクラッシュ

 J-CAZOは、大きな川の河川敷に不時着したようです。これまた初公開写真です。


  

クローズアップ

 胴体と尾翼は鋼管羽布張りですが、垂直尾翼は金属製のようです。羽布のよじれが、逆に強靭さを示しているようです。
 水平尾翼上面にもJが書いてあります。

 エンジン(ジュピター又は寿型空冷9気筒)は飛びはずれてしまい、プロペラブレードが折れて地面に突き刺さっています。
 主翼は、板を箱型に組んだ2本桁、外皮は合板です。翼端の壊れ方からすると中央部が折れていてもよさそうですが、操縦席の窓枠がめり込んだ程度に収まっています。初期の片持翼で、胴体との接合部が相当頑丈に作られているようです。
 
 それにしても、取り囲んだ野次馬の姿がとても面白いですね。

 左のグループは、ゴム合羽を羽織った搭乗員らしき人物を尋問し、右のグループもカンカン帽の人から話しを聞いているみたいです。スコットランドヤード風のハードハットが珍しいですが、昭和一桁の頃でしょうか。

 

 この写真についても、時期や場所等に関する情報を求めます 。