ヒコーキマニア人生録
佐伯のヒコーキ趣味の師匠である幸田恒弘さんに問う
日替わりメモ 2018年3月11日
〇 日曜日の佐伯節 幸田恒弘さんのFace Bookから
幸田恒弘さんが画像に付けた件名
私のアルバムより あの頃の写真資料
飛燕 広島 廿日市市にて展示 知覧に送られる途中佐伯邦昭の書き込み
いつも苦情で申し訳ありませんが、「知覧に送られる途中」というでたらめな表現はやめてください。飛燕など展示のナタリー遊園地航空博は1978年で、当時は岐阜基地から各地のイベントに貸し出されていた一環でした。知覧へ送られるのは、ナタリー展示から7年後の1986年です。多くの人が見ている責任を感じて頂きたいと存じます。
マニアのサイトの批判は避けることを旨としているインターネット航空雑誌ヒコーキ雲なのですが、幸田恒弘さんのFace Bookに我慢できなくって↑のように書き込んだことを告白します。
幸田さんは、私のヒコーキ趣味の師匠であると同時にJapanese Aviation Historical Societyと一応はアメリカのAAHSや英国のAir Briteinと肩を並べる組織を名乗っておられます。でたらめは許されないし、ミスは直ちに訂正すべき責任を背負う立場の人です。
その人が、連日、まさに手あたり次第という感じで、多くは説明抜きで航空機写真を発表しています。死後にゴミ化されるよりはましだし、後世の役に立つという趣旨らしいですが、その考えは一応は結構だとしても、調べもせずに↑のような間違いを書いておいて後世の参考も何もあったものではありません。現に外国を含めて多くの若い人が閲覧していますから、何でも発表すればいいという安易な空気がまん延しなければといいがと心配です。ただ、世は変わって誰でも扱えるデジタル時代となり、私が時代遅れだけなのかもしれません。だとしても、一枚一枚真剣勝負で撮影された写真 ですから、よく調べて正確で親切な説明を付けて発表すべきではないでしょうか。
幸田さんは、戦後ヒコーキマニアの先覚者である関正一郎さんの教えを受け、記録の重要性を私にも伝授してくれていただけに、何やら先を急ぐような手当たり次第の写真の発表が残念でなりません。
彼が広島航空クラブニュースの第4号(1964/02)に書いた決意をご覧に入れます。
私の師匠であるだけに敢えて苦言を呈した次第です。言い過ぎたでしょうか?
日替わりメモ 3月18日
〇 佐伯節 ”言い過ぎかな” 寄せられた反応など
Aさんから : 言い過ぎ? そんなことは感じません。お相手をよくご存じの上での「佐伯節」と思っておりますので。
Bさんから : 間違いは間違いでしょうが、その間違いの程度から見て、敢えてヒコーキ雲でも指摘するのは、少し言い過ぎだなあ、と正直思いました。何せヒコーキ雲は大変多くの人が見ているわけですから。そういう厳しさは、いつもの如く権力やお役所に向けていただきたいです。
Cさんから : かなり辛辣ですが、やはり佐伯節はああでなくては!
ついでですが、11日のモハービのカラー写真が濱野さんから出てきたのにはびっくりです。中井八郎さんは良い時代と良い境遇に恵まれていたのでしょうね。マニアにとっては非常に有難い大先輩だと思っており感謝しきれません。それと佐伯さんの「ヒコーキ雲」も・・・。Dさんから : プライベート色が強くはありますが、書いて貰わなければ判らないまま終わっていたと思います。佐伯さんの師であったということも驚きですが、正確さを書いた状態の記事を残すところにも驚きました。文章は何百年でも残るから恐いのです。充分に調べ上げても間違いを出してしまうこともありますが、安易に記憶や思い込みで後世に伝えられてしまうことが一番こわいと思います。あえて書いていただけたことに感謝いたします。
佐伯から : 「でたらめ」と極言した根拠を示しておきます。下記右欄の事実は、今のネット時代一手間掛けて調べれば簡単にわかることです。その一手間を惜しみ記憶だけで書くからでたらめになるのです。
幸田さんの記述
事 実
私のアルバムより あの頃の写真資料
飛燕 広島 廿日市市にて展示 知覧に送られる途中
この飛燕が廿日市展示後知覧へ行くまでに保管地の岐阜基地から犬山・熊本・池袋・桶川(2年連続)に貸出され、更に河口湖自動車博物館に約2年展示されたのちに、岐阜から知覧へ送られました。 キ-61飛燕参照ナタリー遊園地です。もう1機複葉機と共に展示されていました。
ナタリー遊園地の航空博では、飛燕のほかF-104J、F-86F、FA-200、ケイデット(まこと号)、自作機が展示されました。
A6420-3参照もう一つ、幸田さんが、ヒコーキの写真記録を花鳥風月の写真と混同してしまっているでたらめさの根拠を示しておきます。
2月16日付け幸田さんの投稿 : 私が写真の解説や考証無しの写真を、アップロードして居る事に批判されて居る方も多く居られます。私は、写真や映像は見て楽しむものであると思って居ます。その反面、私も資料収集の活動は続けて居リ、年齢を考えると先は短いと思って居ます。この様な批判は受け入れて居ますが、間違えは誰でもあります。いちいち気にするより、皆様に解説無しで発表する事で、将来埋もれる写真が末永残せるものと確信して居ます。 写真や映像は見て楽しむもので、多くの方に自慢できる写真を提供すべきと思います。
私に、航空機の写真記録の大切さを植え付けて記録派・歴史派に育ててくれた先生、老境(芸術性)に到達されたみたいですね。それも人生でしょうが、歴史の誤記や次世代へ禍根を残すことだけはやめてほしいもので!!!
なお、反応を寄せた人を仮名にして、幸田さんを実名で挙げているのは、fase bookで世界中に知れ渡っているからです。
補逸 : 明日の朝、NHK TV東海地方向けの「おはよう東海」で岐阜の飛燕6117が紹介されます。
取材した担当者は、かかみがはら航空宇宙科学博物館の長浦館長さんからヒコーキ雲の記事を読むように勧められたそうです。飛燕6117の経歴をこれほど詳細に紹介しているのはヒコーキ雲だけだからです。その飛燕に関するでたらめだからこそ、日替わりメモに取り上げる気になった次第!!!また言い過ぎてしまったかな 日曜日の佐伯節 失礼しました