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航空歴史館技術ノート 掲載05/05/31

梅雨に備えて展示機のサビ止めなど

羽生スカイスポーツ公園での作業及び撮影 2005/05/28 投稿: HSC−M

A3333-1 参照

 


  展示機にとって、これからの梅雨の季節は大敵。 どうしてもあちこちサビてきます。羽生スカイスポーツ公園のT−3も、足回りのサビが目立ってきましたので、梅雨の季節に備え、サビの除去と、再塗装をしました。

 特にブレーキのディスクは、現役の機体では塗装などとんでもない話ですが、展示機では、真っ赤にサビてしまいます。ワイヤブラシでサビを落とし、銀色のサビ止めペイントで仕上げてみました。

 皆さんの周りの展示機も、サビなど気がついたことがありましたら、「ボランティアで作業をさせてください」と、管理者に話してみたらいかがでしょうか。
飛行機好きが愛情こめて行動すれば、必ず良い結果が得られると思います。このサイトをお訪ねになる皆さんも、出来る所から、行動してみませんか。

 

 

関連して 航空自衛隊防府南基地の実情 撮影2005/05/29 佐伯邦昭 山口県A6506参照

 
 防府南基地の展示機たちは、自衛隊の中では、再塗装や部品欠落防止、危険防止などの処置においてまあ良く管理されている方です。しかし、油断していると、このような状況になります。
 

F-86F

航空機ブレーキにローターディスクを採用したのは、たしかXF-86が最初であったと記憶しています
 キャノピーの透明度低下はやむをえないにしても、茶色いカビのような汚れが気になります  左側搭乗ステップ(足掛)は、蓋の代わりに薄いビニールをセロテープで貼ってあるだけ 
 補助翼は番線で固定 危険防止のゴムホースも哀れです  右翼端のピトー管 腐って落ちないようにウレタンを巻き付け 
 

T-34A

 塗料の材質によるものか、厚化粧にシワがよっています  製造と修理記録の富士重工業銘板は見事に塗りつぶされました