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航空歴史館     

 さよなら

ノースアメリカンF-86Fセイバー退役式

         

撮影1982/03/15 入間基地  石手隆之、予備三曹、A-330

 
 第1期主力戦闘機として航空防衛の基礎を築いたノースアメリカンF-86F最後の機体の供与期限切れとなった1982年3月15日、霧雨煙る入間基地で62-7497号機によるF-86F退役式が行われました。本来ならロッキードT-33Aとともにローパスで別れを告げるはずのところ、ご覧のように雨中ランウエイ疾走で最終フライトに替えました。合体メカの実例とシリアルナンバー変更の理由参照
                  撮影 石手隆之
        

撮影 A-330


撮影 石手隆之




 操縦した奥山二佐から任務終了の報告、航空総隊司令広畠一佐の式辞後に人文字で別れを告げました。サヨナラのサの字の横棒向かって左の一番端が予備三曹さんです。

撮影 予備三曹


サヨナラのサの字の横棒向かって左の一番端が予備三曹さんです。
 


撮影 予備三曹 任務達成記念

撮影 A-330     撮影日不詳 

撮影 A-330



  1982年3月15日 

 強く降ったり弱くなったりする雨の中、航空自衛隊最後のF86Fが水煙を上げながら滑走路を走り出しました。  この日の予定は、数日前の新聞の片隅に、手札ほどに小さな記事により知りました。
 撮影場所を何ヶ所か回りましたが、人っ子一人居らず私一人でした。
 今ラストフライトといったら足の踏み場も無いくらいですが、当時はこんなものでした。
 エアバン代わりの多バンドラジオからは、運用を開始された頃より当日までの86の活躍が流され粋な計らいをするものだと思いました。
 T-33Aは、その後病院前に移動した時に撮れた機体で異機種編隊する機だったかもしれません。(編集部)

 撮影 編集部   水煙を上げて滑走する最後の姿。




 撮影 編集部  F-86F Last Run 待機中のT-33A 51-5655