HOME・SITEMAP 日替わりメモ 東京都 日本におけるビーチクラフト モデル18研究総目次

航空歴史館

八王子インターチェンジ付近のJRB-4(UC-45J)とC-46D

   

八王子市左入町 (株)京南・八王子インターSS ビーチクラフトJRB-4
八王子市滝山町 (株)京南・所有地 カーチスC-46D
このページの編集後記


作成Blue1

JRB4

協力者

(株)京南関係者、下郷松郎、横川裕一、FA300、HAWK、HORNET  【まとめ  Blue1、佐伯邦昭 】

 

A3631-01 東京都八王子市左入町  (株)京南・八王子インターSS  
       Hachioji Inter Service Station, Hachioji City, Tokyo Metropolitan
                        

× (株)京南・八王子インターSS 米海軍・海上自衛隊JRB-4 

1944

c/n7667 SNB偵察輸送機 Bu90533 

 

JRB-4雑用輸送機に改修

1957/09/13

海上自衛隊に供与 鹿屋教育航空隊 カ-6407  

1958/02/01

岩国教育航空隊 イ-6407

1964/09/30

第202教育航空隊で用途廃止 アメリカへ返還

  Atsugi Flying Clubが保有し、永らく放置(AGC-ART Discussion Forum
 

N79926登録 詳細不明 (FAAレジ資料)

1968/09/11

N16603登録 詳細不明 (FAAレジ資料)

1971/08/10

相模原の在日米陸軍財産処理局でUC-45Jとして非公開入札販売 (SEALD BID SALE No.92-557-2007による)

1971/08/29

(株)京南に落札の通知

 

日飛厚木工場で機体の分解

1971/10/21-22

日飛から搬出 し、八王子市左入町の同社所有地に一時保管

  同社八王子インターSS建設に合わせ、隣地の設置場所の整備と機体組立

1972/08/26

八王子インターSS完成 ビーチ機の設置場所には24時間稼働の自販機コーナーも併設され、同機は集客の要となった

1976/05/13

N16603抹消登録 (FAAレジ資料)

 

SS前面の国道16号拡幅工事(1992/04/25完成)の用地収納等に合わせピーチ機の撤去があったと推定 最終確認は1984.10.31の国土地理院写真

 

河口湖自動車博物館が引き取り

 

河口湖自動車博物館のスクラップ置場に残骸状態で放置してあったが、2017年8月の飛行館公開時には所在不明

京南が取得前に厚木基地にて

撮影1971/05/15 厚木基地 M.WADA (AGC談話室からM.WADAさんの許可を得て転記) 


京南の展示

設置図 提供(株)京南


撮影1973/02/18 HORNET






撮影1977  FA300 青空のしたひるねより

 


JRB-4 河口湖自動車博物館スクラップ置場   河口湖

撮影2005/08/15 HAWK 奥の胴体、手前の赤青の垂直尾翼、左右尾翼の後ろにあるエンジン部とプロペラ 

撮影2015/08/08 Blue1

   C46

A3631-02 東京都八王子市滝山町 (株)京南所有地
       Hachioji City, Tokyo Metropolitan
                        

× (株)京南所有地 カーチスC-46D 61-1127

 

c/n33255 C-46D-10CU USAAF 44-77859

1956/01/23

航空自衛隊に供与 61-1127 輸送航空団第401飛行隊に配備

1972/09/27

輸送航空団 で用途廃止 払下げ 

1973/05/10

相模原の在日米陸軍財産処理局で非公開入札販売 (SEALED BID SALE 92-557-3100による ) 代理店を介して購入

1973/10

入間基地から八王子市滝山町の同社所有地内に搬入

 

当初胴体を利用しての「レストラン」を計画したが、方針変更により断念

 

その後空自海自航空基地向けに開発の航空機洗浄用の洗剤と高圧洗浄機の納入に際しての実機試験用として活用   参考 実機洗浄の実例

 

役目を終え紹介者の伝手により河口湖自動車博物館に売却され今日に至る
移設の時期は不明だが、国土地理院の航空写真では1979/12/10が最終確認

 

河口湖自動車博物に展示 航空写真では1987/09/15で確認

 撮影日不明 1979年頃か?  AVION   掲載2023/07/06

 機種に7という数字が見えます。尾翼に番号はありませんが機体番号の27と一致します。
 撮影日不明 1979年頃か?  AVION   掲載2023/07/06


 撮影日不明 1979年頃か?  AVION   掲載2023/07/06


 撮影日不明 1979年頃か?  AVION   掲載2023/07/06


 撮影日不明 1979年頃か?  AVION   掲載2023/07/06


撮影1977  FA300 青空のしたひるねより

 


河口湖自動車博物館

撮影2007/08/30 佐伯邦昭


「航空自衛隊輸送航空団」の文字は手書きでした  撮影2018/08 河口湖自動車博物館 Blue1

参考 実機洗浄の実例   洗浄

提供 (株)京南

このページの編集後記  Blue1   編集後記

 インターネット航空雑誌ヒコーキ雲と関わって半年強、ページを遡ってめくり見つけた「八王子のビーチ18とC-46D」との出逢いから三か月、大いに迷いそして楽しめました。その総括をご報告します。

 推進力となったのはHORNETさんが写された機体の後ろに写る旧共石の防火塀の塗装です。
 私は共石OBであることから「解明は私の仕事」と即座に決心致しました。葛椏さんをご紹介頂き白石常務への電話取材から始まり、ご本社のある東京都昭島市拝島町への訪問取材2回によりほぼ形が見えて参りました。

 一番の収穫は「SEALED BID SALE 」の原本から財産処理局との応答文書、税関、運送計画等々の重要な社内文書を一式お借りできたことです。 そして航空機を活用した同社のセールスプロモーションの実例を教授頂いた事です。

 全国各地に官民の払下げ航空機の事例が見られますが、表に出ない苦労話や実務の内容を聞けたことは大変貴重な体験でした。因みに白石常務は当時の実務担当者で、自らも飛行機少年であったと申されていました。当初は余りに古い話で当時を知る方は既に退社され、果たして究明できるのかと危ぶみましたが、何よりも一番の牽引役であった白石常務と出会ったことが最大の成果と申せましょう。 この誌面をお借りしお礼申し上げます。