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航空歴史館  川崎キ61 三式戦U型改 飛燕の戦後史 その3 

飛燕のスピナーとカウリングの一部

追加 各務原市歴史民俗資料館の平成27年度特別企画展における展示
 更に追加 特別企画展の市民の反響など

 

A4413-34 岐阜県各務原市 各務原市歴史民俗資料館
        Kakamigahara City Museum of History and Folklor, Kakamigahara City, Gifu Prefecture  

                          

◎ 飛燕の部品

 2015年7月22日、NHK岐阜放送局のローカルニュースによりますと、各務原市内の民家で飛燕のプロペラスピナーとエンジンカウリングのカバーが発見され、同市歴史民俗資料館へ寄贈されました。

 屋根裏に保管されていたために、カバー表面に濃い緑色の塗装が残っているなど、飛燕のオリジナルを知ることができるそうです。カバー裏面の331は製造番号で、初期の生産を示すそうです。

写真提供 各務原市歴史民俗資料館













     発見されたエンジンカバーの位置
     
     


 2023年11月4日 梶村さんが資料館から特別に許可を得て取材され投稿を頂きました。
  以下の説明は梶村さんからの取材報告です。


 三式戦のプロペラスピナーとカバー、タイヤを見せていただきました。
 特別な許可、スタッフさんの立会いのもと撮影しました。 梶村翔誠

三式戦闘機「飛燕」のプロペラスピナー

 撮影2023/11/04 
梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


内部には「赤褐色」という塗色で塗られています
 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


スピナー表面塗装状態 内部と同じ赤褐色で塗られているように見えます。(編)
 撮影2023/11/04 梶村翔誠



三式戦闘機「飛燕」のエンジンカバー

 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


↓手書きの331という文字が確認できます
 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


内面色確認  色見本 オリーブドライブ
 撮影2023/11/04 梶村翔誠


タイヤ

 地下の保管室に三式戦闘機「飛燕」のタイヤが二つと、四式戦闘機「疾風」のタイヤが保管されています。
 撮影2023/11/04 梶村翔誠


四式戦闘機「疾風」
聞いてみたところ、各務原市内で発見された物で、三菱、川崎の航空機が主にいた各務原飛行場に何故、中島の疾風のタイヤがあったか疑問です。
 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 昭和18年8月製で、疾風の量産開始は昭和19年4月からなので、このタイヤが製造された時点ではまだ増加試作機段階です。ちなみに昭和18年8月は第一次増加試作機の「8404」号機が製造されたのと同月です。

三式戦闘機「飛燕」のタイヤ
 撮影2023/11/04 梶村翔誠


 撮影2023/11/04 梶村翔誠



◎ 車輪 

写真提供 各務原市歴史民俗資料館   荷車のは飛燕   スポークむき出しは甲式四型戦闘機


発見時




 

 

 

 

 

 

 

 

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企画展

各務原市教育委員会主催平成27年度特別企画展の航空関係展示から 



撮影及び公表許可済み 田中昭則  

  

 

キ-61飛燕 スピナー


キ-61飛燕 スピナーをゴミ入れに (水冷発動機不足時の余剰機体から)

 

キ-61飛燕 発動機カウリングのカバー

          
              
        
        

 


情報を求めています




 


ニューポール ドラージュ 甲式四型戦闘機の車輪

 


敗戦時の悲哀 つぶされる高速研究機「研三」


講演会

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小山

反 響

08/25日替わりメモ

 展覧会の市民の反響はどうだったのでしょうか、某市に居住して「戦争の悲惨→平和活動」一点張りの7月8月に少々うんざりしている者には、航空機産業中心に都市を形成してきて、これからも伸びていこうという趣旨の企画展がうらやましく見えます。(佐伯)

 

08/26 かかみがはら航空宇宙科学博物館支援ボランティア小山 澄人さんから

 特別企画展は、各務原飛行場の成り立ちや航空隊、陸軍航空廠、各航空機メーカーのこと、各務原空襲の背景や米軍資料からの考察など、事実を偏向なく淡々と伝える、とても良質の展示となっており、正直感心しました。

 来場者も家族連れ(お爺さん、お婆さんがお孫さんを連れて来られている)が多く、予想以上に盛況だったようです。

 当方でも会場の写真を撮ってありましたので添付します。

特別企画展プロローグ


各務ケ原飛行場とその周辺 昭和23年の航空写真による (白文字記入 佐伯)

 

 

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