HOME  SITEMAP 日替わりメモ 三重県目次

 
亀山市 あんぜん文化村   
ロッキード アスカラーテ
× モ-ランソルニエMS880B
× モ-ランソルニエMS880B
× エアロンカ7AC
× セスナ170B
× コンチネンタルO-200A
感想など

:現地に展示中のもの ×:過去のもの :現状不明

A5309-1 三重県亀山市 あんぜん文化村
              Restran Anzen Bunka Mura, Kameyama City, Mie Prefecture    

                     
◎ ロッキード アスカラーテ LASA60 JA3190
1961/10/02 メキシコ ロッキードアスカラーテ社で製造 c/n1011
1962 丸紅飯田により輸入
1963/08/17 JA3190登録 丸紅飯田 リース中央航空 定置場船橋飛行場
1968/05/06 日本リース 中央航空 定置場調布飛行場 
  日本航空連盟 南極観測隊も使用
1971/12/18 抹消登録
  三重県亀山市あんぜん文化村に展示

現役時

 名古屋空港 撮影1967年頃   高田和彦


 名古屋空港 撮影1967年頃   高田和彦


東京国際空港 撮影1963/09/18 赤塚 薫


第1回日本国際工作機械見本市(大阪市)に丸紅飯田から出展 撮影1962/04/16 Twinbeech

   


  2023年

 前脚が折れてしまってから久しかった亀山市 安全文化村のアスカラーテですがとうとうこんな状態になってしまいました。あまりに痛々しいです。
 ここのドライブインも数年前に廃業してしまっていますから最早所有者の所在も不明なのかと思います。このままではスクラップにされてしまうのではと非常に心配です。
(HAWK)

撮影2023/06/17 HAWK


 2016年

 前脚をそれらしい位置に戻してはありますが、繋がった訳ではありません。やはり折れたままです。
撮影2016/06/18 HAWK


2014年の状況

撮影2014/06/14 HAWK  前脚が離脱している




ガードレールに縛り付けて尾部の跳ね上がりを止めている










 


2003年の状況

撮影2003/06/14 07/13 HAWK 「南極観測隊」をはじめ文字表記無し
 


1980年の状況

撮影1980/11/02 丹羽八十 


1970年代の状況

撮影1970年代前半  HORNET

撮影1973/06/16 丹羽八十 
 


1972年 展示約1週間後

第一次南極観測隊の村山越冬隊長も来場しましたが、私は会えなかった

撮影1972/03/16 Twinbeech

モーランソルニエMS880B ラリークラブ JA3238     3238

JA3238の経歴

1965/04/16 c/n442 JA登録 日本飛行連盟 定置場竜ヶ崎飛行場 
1967/07/31 日本リース 定置場調布飛行場
1968/02/09 竜ヶ崎飛行場で事故
1971/12/18 抹消登録 
  ドライブイン安全に展示

撮影1973/06/16 丹羽八十 操縦席開放状態で追加展示               
 

銘板 撮影2003/06/14 07/13HAWK


1972年 展示約1週間後

撮影1972/03/16 Twinbeech

× モ-ランソルニエMS880B ラリクラブ JA3239    3239

JA3239の経歴

  c/n5335  
1965/04/16 JA登録 日本飛行連盟 定置場竜ヶ崎飛行場
1965/07/31 日本飛行連盟 定置場調布飛行場
1969/02/20 日本リース 定置場調布飛行場
1971/12/18 抹消登録 
  ドライブインあんぜん文化村に展示
  国際秘宝館に移転

撮影1972/09/05 HORNET

× エアロンカ7AC JA3155   3155

JA3155の経歴

1962/08/09 c/n5927 JA登録 日本飛行連盟 定置場竜ヶ崎飛行場 後に調布飛行場
196712/18 日本リース
1968/02/09 竜ヶ崎飛行場で事故
1971/12/18 抹消登録 
  ドライブイン安全に展示
2011/04現在 撤去


撮影2011/04/23  HAWK  アスカラーテの向こうに骨組みがありました。


撮影2003/06/14 07/13 HAWK
 

撮影1980/11/02 丹羽八十 場所を変えて展示、羽布なし鋼管のみ


撮影1973/06/16 丹羽八十 専用円形コンクリート基礎上に画定、「日本飛行連盟」標準塗装


1972年 展示約1週間後

撮影1972/03/16 Twinbeech



× セスナ170B JA3015    3015
  c/n20693 N2541D 輸入は野崎産業扱い
1952/07/29 JA3015登録 青木航空 定置場東京国際空港 
1956/06/02 日本遊覧航空 定置場東京国際空港 
1961/06/11 藤田航空 定置場東京国際空港 
1965/09/21 小沢博勝 定置場調布飛行場
1966/11 前輪式に改造
撮影1967/3/26 調布 geta-o
1968/04/30 前脚折損事故 尾輪式に再改造
1969/07/08 三陸航空 定置場仙台空港
1970/12/25 国際航空輸送 定置場仙台空港
1973/02/15 抹消登録
1972/03 ドライブインあんぜん文化村に展示
  亀山市ますみ児童園に展示

撮影1972/03/16 Twinbeech

 

エンジン:コンチネンタルO-200A プロペラ:マッコーレイ 固定ピッチ    コン

撮影2003/06/14 07/13HAWK

  

 

感想 2003/06 HAWK    感想

・ ロッキードは小型機を製作していません。唯一の例外がLASA60ですが、これも原型2機を作っただけで、量産機はすべて外国で作らせました。ロッキードアスカラーテLASA60はその名のとおりメキシコのアスカラーテ社で生産し、日本では丸紅飯田が1機買って、中央航空、藤田航空、日本飛行連盟などで使われ、南極へも行っています。エアロンカ7ACは、鋼管羽布張りの単純構造で整備は簡単、旋回計や昇降計もない初心者向き練習機として1万機以上も作られました。日本には4機在籍、これで訓練を受けた自家用機パイロットは多いでしょう。

 ここのドライブインにある機体は、日本リースまたは日本飛行連盟に関係があったものばかりなので、経営者がその方面で活躍しておられたのでしょうか。もうここでしか見られない小型機なので、これからも大切に保存していただきたいです。

2004/02 丹羽八十

・ すでにエアロンカは機種を特定できるものは何もない状態にまでなってきていて、一見歴史的価値を感じさせないが、往年の写真が示すように戦後の航空再開 時期スポーツ航空分野で活躍した機体でもあり、復元屋内展示か望まれる。

 もう1機のLASA60も南極観測へ参加したならそれだけでも十分保存するに値するはず。後年のビラタス ポーターが小松の博物館で悠々自適な暮らしをしているのとは大違いだ。

 ここのドライブインは休憩の要所だった時代から変化してきており、ひつそりと置かれている彼女等が哀れに見えて仕方がない。再び輝<姿を取り戻してくれることを願う。

 


貴重な航空産業遺産としての考えから市役所経由で確かめた事柄  2011/05/20記 佐伯邦昭

 あんぜん文化村の展示


・ 余禄

 ロッキード アスカラーテで検索していたら、次のサイトに引っ掛ったことです。何と、当方のあんぜん文化村掲載ページを日本語ごとパクっているんですなあ。
http://extrafam.mforos.com/351158/6812442-los-fabricantes-mexicanos-de-aviacion/?pag=3