防府北基地への緊急着陸の記事を見て、昔、伊丹時代に海兵隊のF−4J(DW6)が伊丹空港へ燃料不足で降りて来たのを目撃したのを思い出しました。1978年2月1日でした。
勿論そこはマニア、しっかり撮影していますが、整理が悪くポジが出て来ませんので、november itohさんに電話してみたら、早速、その時の離陸の写真を送ってくれました。
撮影1978/02/01 大阪国際空港 F-4J 153856
VMFA-251 DW-6
翌日の新聞によれば高知沖で訓練中に燃料不足で伊丹へ来たとありました。当時の高知、徳島、南紀白浜はまだ1200mだったので伊丹が選ばれたのではと思います。
伊丹にはAGPのニューマチックスターターがあったので燃料を入れてさっさと帰って行きました。
なお、ジェットエンジンは灯油系の燃料ですが、いざという場合はガソリンも混合してもOKという話を聞いたことがあります。もちろんJP4、JP5と民間規格の燃料は混合運用可能です。
そこでまた思い出したのが空自のF−4が新田原から築城へのダイバート墜落事件です。空自には民間に遠慮する風潮があったせいか近くの宮崎、鹿児島も頭に無かったようで、勿論大分も無かったでしょうね。
その点米軍は、さっさとどこでも構わずに降りてしまうドライな所がありますね。そういえばOV−1モホークなんていうのも伊丹へ燃料不足で降りて来た事がありました。
こういう場合、補給した燃料のお代はちゃんと頂いていますので、ご心配なく。