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航空歴史館

 

 

阿蘇観光牧場飛行場でピラタス ターボポーターに乗る

 

阿蘇観光牧場場外離着陸場  撮影2016/10/10 まるヨ@


 三連休は、阿蘇観光牧場までグライダーの整備作業を手伝いに出掛けました。体育の日、作業後の後片付けを終え滑走路を通り掛かると、ピラタス・ターボ・ポーターが降りてきました。日本エアレスキュー促進協議会のデモフライト。ここを防災基地にしてはどうかという、地元議員さんへのプレゼンテーションだったようです。

 幸運にも、ついでに乗せていただきました。離陸して場周経路を一回りだけ、7分ほどのフライト。でも、外輪山の上だから超絶景です。バックサイド領域でゆっくりゆっくり飛んで、高めのパスから最後の最後にストールウォーニングを鳴らしての3点着陸。基本に忠実なショートフィールド。

 搭乗者全員、操縦の心得のある人ばかりだったから、ポーターのSTOL性能に感嘆することしきり。ターボプロップ単発。機内はヘッドセットが無くても会話が出来るくらいに静かでした。


  c/n B2-H4 863 ピラタスPC-6 D-FSWB
2014/05/25 JA61TC登録 アイ・ティー・シー・アエロスペース 定置場福島県石川郡玉川村






 

 この機種も尾輪式ですから、例の「後部胴体の孔」があるのか。探してみたら、ありました。穴が貫通しているのが分かるように、写真を撮ってみました。

 

 

 富士FA200-180 JA3625

  c/n FA200-1934 富士FA200-180
1971/09/29 JA3625登録 運輸省(航空大学校) 定置場宮崎空港→帯広空港
1994/08/23 三好恒紀 定置場熊本空港
2004/01/29 古川 実 定置場熊本県菊陽町
2016/08/29 定置場熊本県阿蘇郡西原村大字小森 

               

○ 阿蘇観光牧場飛行場でピラタス ターボポーターに乗る

 まるヨ@さんは、グライダー整備の手伝いに行っていて、たまたま降りてきたピラタスに乗せて貰ったとはうらやましい話しです。
 場外離着陸場に簡単に降りられるストール性能に感嘆の声が上がったということですが、編集者としては、その日の二日前に阿蘇山のマグマが噴出して多大の降灰があったのに、写真にその気配が全くない驚きました。気象庁の今朝の降灰予報を見ても、この時期は西風であり、北北東に位置する高原には被害が及ばなかったのですね。

 まるヨ@さんは、ヒコーキ雲の技術ノートもよく見てくれていて、胴体後部を貫通している穴も写してくれました。ちゃんとLIFT HERE    JACK UP HEREの表示があります。技術ノートへ載せるに当たって従来の表題「大戦機の胴体の持ち上げ整備について」を「尾輪式航空機の胴体の担ぎ上げ棒穴 」 に改めまておきました。

 え? もっとましな好い表現は無いかって? でも、穴は穴なんだよね。