D いろいろな旅客機のワイパー 2010/06/21 戸田保紀 (いずれも東京国際空港、撮影年月日順)
い
撮影1957/03 パンアメリカン航空のストラトクルーザー
撮影1959/03/27 日本航空 DC-7C JA6305 City of HongKong
撮影1965/05 全日空 ビッカースバイカウント828 JA8207
1966/11/01 全日空 フォッカーF27-244 フレンドシップ JA8622
(関連)フレンドシップの雨樋 にばさん
フレンドシップも雨が苦手な部分がありました。操縦席横ののスライディング・ウインドウの周囲からの雨漏れです。当初よりこれは避けられないと考えフォッカー社はスライディング・ウインドウの下に雨樋を設置。
この水をパイプで胴体下部のドレンホール付近まで引いて機外に放出ていました。きれいに予定通り雨水が流れてくれればよいのですが、穴が詰まったり、で水が樋からあふれることがたまにありました。
駐機中の機体でスライディング・ウインドウを閉め忘れて、雨が吹き込んだりしたこともあります。厄介なのは副操縦席のスライディング・ウインドウの下に水平に設置されたパネルがあり、そこに与圧システムの操作ノブや計器が取り付けてあり、雨水で故障の原因になることもありました。飛行機の中に雨樋があるのはフレンドシップだけだと思います。
1969/05/01 アエロフロート TU-114
撮影1969/05/19 全日空 ボーイング727-100 JA8321
撮影1969/08/19
全日空 ボーイングB737-200 JA8401
(関連)ボーイング737のエアステアの雨水排水 にばさん
ボーイング737は、前方のエアステア収納部下部にエアステアに付着した雨水を受けるパンがあり、パンにたまった水はフレンドシップと同様にパイプで胴体下部のドレンホール付近まで引いて機外に放出ていました。
この穴がほこりでつまり、たまった雨水が上昇中に後方にあふれ電子機器にかかり、不具合を起こした事がありました。定時点検の点検項目にこの穴とパイプの清掃を追加した記憶があります。こういうことはメーカーではわからないことです。
新 E ボーイング747のワイパーとウインドウッシャー液 2010/07/30 a/k/a飛行少年 6
先日、出発前に時間があったので、整備の人に前窓掃除を頼んだのを口実にリフトに乗せて貰い、我がオンボロ747のワイパーとウッシャーの近撮をして来ましたので、ご覧下さい。
ボーイング747は、電動でワイパーを作動させます。良く効きます。低速と高速で作動出来ますが、ぼくの経験からすれば高速で使った試しはありません。
ウッシャー液は操縦室内左側、機長席後方の壁内にあり、覗き窓から液量を確認出来ます。
ウッシャー液とは別に水を弾く液体、自動車のレインXみたいなリペラント液も本来なら装備されていて、濡れた窓に吹き付けると視界が良くなるという効能でしたが、ぼくは一回も使った事無いほか、その液体、ボーイングの名称でレインボー (RainbowではなくRainboeと書きます)
に発癌性の危険性があり、操縦室内にあるそのカートリッジが漏れる事例が何件かあったとの事で、今は大半取り外されています。
新 F 右のワイパーが無いKC-135 撮影2010/07/24 百里基地 にがうり 7
おおらかなもんです。
|