F-104Jの主翼下面のハードポイントには、パイロンを介してロケット弾ポッド、増加燃料タンク又は標的曳航器具が吊下げられます。
一方、AIM-9Bサイドワインダーは、主として胴体下の馬蹄形に取り付けられた2本のランチャーで携行し、稀に両主翼端に携行することがありました。主翼下面への取り付けも可能でしたが、その実例は、
航空自衛隊の場合、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲に投稿された写真でしか見ることが出来ません。世界のF-104の中でも稀少な部類に入ります。
航空自衛隊の実例
第205飛行隊 撮影1972 百里基地 A-330 AIM9-Bx4発
第203飛行隊 千歳基地 撮影1980/10 CTSsuga
第203飛行隊 千歳基地 撮影日不明 飛行浪人
8673の主翼上面が青に塗られているところから、1980年10月の戦技競技会において、胴体下のランチャーはそのままで、主翼下面にランチャーを特設してテストしたものと思われます。
第207飛行隊 撮影1972 百里基地 A-330
AIM-9B実弾
第206飛行隊 撮影1970 百里基地 A-330
参考 台湾空軍(複座練習機)の実例
台湾空軍 TF-104G 4178 撮影1995/02/28 飛行浪人
複座型の場合は胴体下にランチャーを取り付けられなかったようです。
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