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航空歴史館技術ノート

  

 

T-33Aの装備品-4  質問 お腹のドーム?

 電波高度計ではないか

 

お腹のドーム

 5321機の胴体下に取り付けられているドームの用途についてお尋ねします。(この機体は石川県航空プラザの展示機になっていますが、ドームの痕跡はないそうです。 ) 

@ 航空実験団 撮影1980/06/01 岐阜基地 チャーリーマイク


A 航空実験団 撮影1984/11/02  入間基地 山本晋介

レーダーリフレクターと共用

B 航空実験団 撮影1986/11/27 築城基地 チャーリーマイク

C カメラ搭載か? 撮影1988/08/01 岐阜基地 TR

2018/12/07  Sugiさんから  電波高度計

 下面写真をいくつか確認しますと、四角い形状で黄土色に見え、これを左右で分割するように上記、弧を描く板があるのが分かります。これは、V-107バートルの電波高度計のアンテナと酷似しています。
 この機体は、航空実験団でチェイス機として使われていましたので、試験機やミサイルのチェイスで高度を正確に計測するために取り付けられていたと考えられます。他にチェイス機としてT-33 275号機にスモーク発生装置を取り付け、遠方からの視認性向上のため、試験機やミサイルのチェイスを実施していたそうです。
 電波高度計は、バートルの床下に収まる程度のサイズですから、T-33 321号機のレドームサイズから考えても、妥当な推測と考えていますが、皆さんのお考えはいかがでしょうか。

         小牧基地に展示されているV-107 851号機