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航空歴史館技術ノート 掲載17/01/27
追加20/12/14

 

陸上自衛隊T-34Aの塗装の変化

伊藤憲一さんによる推敲

1 航空自衛隊から陸上自衛隊に移管された9機のT-34A

航空自衛隊 陸上自衛隊 空自→陸自移管日 用廃と展示状況
41-0312 60501 64/05/11 75/02/17 東千歳駐屯地に展示
41-0325 60502 64/05/11 76/02/23 霞ヶ浦駐屯地に展示 撤去
51-0326 60503 64/05/15 76/09/17 土浦駐屯地に展示 撤去
51-0330 60504 64/05/11 76/09/18 青野原駐屯地に展示
51-0338 60505 64/05/11 77/11/09 美幌航空公園に展示 撤去
51-0343 60506 64/05/11 78/07/20 北宇都宮駐屯地に展示
51-0345 60507 64/05/11 78/03/28
51-0346 60508 64/05/11 73/05/06 所沢航空発祥記念館に展示
51-0349 60509 64/05/15 75/06/04 八尾駐屯地に展示

2 陸上自衛隊における塗装の変遷

2-1  航空自衛隊から移管し、とりあえず文字のみをペイントしたと思われる
    特徴1 航空自衛隊の銀塗装
    特徴2 機首にJG 050*と記入
    特徴3 SI(航空学校岩沼分校)の表示を垂直尾翼に記入
    特徴4 垂直尾翼のシリアルナンバーが5桁
    特徴5 陸上自衛隊の文字が初期のスタイル

撮影1967/08/27 岩沼駐屯地 戸田保紀  向うに
-スタイルの塗装機がいる

   

-  トレーニングイエロー塗装
    特徴1 全体をトレーニングイエローに塗装
         その他は2-1に同じ
撮影1968/08/27 岩沼駐屯地 戸田保紀 


 


-3  トレーニングイエロー塗装
    特徴1 全体をトレーニングイエローに塗装
    特徴2 機首にSI(航空学校岩沼分校)を記入 以後標準スタイルに
    特徴3 垂直尾翼のシリアルナンバーがJG 4桁表示に 以後標準スタイルに
     特徴4 陸上自衛隊の文字が通常型になる
    特徴4 後部胴体下に5桁シリアルナンバーを表示 
航空学校岩沼分校 撮影1972 仙台空港 A-330


-  ディグロー塗装
    特徴1 ディグロー塗装
         その他は2-に同じ
航空学校宇都宮校 撮影1977/10/29 明野駐屯地 KUPANBA

北海道美幌町 撮影2006/08/13 TRON


-5  銀塗装
    特徴1 2-1の文字を2-型に変更した
犬山ラインパーク航空博 撮影1979/09〜11 TADY BEAR

八尾駐屯地 中部方面航空隊マーク 撮影2010/10/23 GUNDUMZAK


-6  所沢航空発祥記念館独自の塗装
所沢航空発祥記念館 撮影2002/07/02  佐伯邦昭                     


この機体の木更津駐屯地保管時の塗装  撮影1980/10/10 KUPANBA


 

伊藤

2017/01/30 伊藤憲一さんによる推敲

塗装と文字の変遷は、佐伯さんの研究の通り、2-1--3-と思います。

 ただ、私的には次の2点、確認したいことがあり、古い雑誌、ネットで写真など調べてみたのですが、見つからず、解決しません。

@  
--3の間の過渡期の仕様があったのではないか。 
  
    ・ 機体塗装 : トレーニングイエロー
  ・ 文字記入方法 : 陸自標準仕様  つまり[
-3スタイル
  ・「陸上自衛隊」の字体 :旧仕様 つまり
-スタイル

 航空学校岩沼分校 1969年航空情報写真集自衛隊の航空機 

 
この写真がそのような仕様に見えるのですが、カラーでないので何とも言えません。他のカラー写真は見つけられず、解決しません。

A  -5の八尾駐屯地に展示されている60509号機は、現役時とおして銀塗装のままだったのか。 

 ・ ほかの8機とともに移管当初は岩沼分校所属だったと思うのですが、そうするとトレーニングイエロー塗装に変更になったと推定もできます。そうだとすれば、展示機にしたときなぜ銀色に戻したのかという疑問も残ります。あるいはこの機は何らかの理由で、現役時はずっと銀塗装のままで、そのまま展示機となったのか。岩沼分校での使用時の後期の写真、また八尾での使用時の現役末期の写真も見つけらず、これも解決しないままです。