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航空歴史館 立飛R-53とR-HMの経緯と復元 [5]   2013年5月28日  取材

    2014年4月 一般公開におけるR-HMのクローズアップ写真を追加

 

 

2013年2月21日付け日刊工業新聞   「立川の産業遺産」 修復急ピッチ

 立飛ホールディングス(立川市 村山正道社長、042-536-1111)は20日、傘下の新立川航空機(同)が1953-54年に製造した軽飛行機2機を報道関係者に公開した。「R-HM」 はフランス人技術者の下、同社が製作。操縦方法が難しく、量産されなかった。

 木製の主翼は外され、生産部の6人が外観の修復作業を担当、主翼の一部や本体に貼る羽布も原型に近いものを使い、修復する。3月中に完成を目指しており、4月以降は半年かけて「R-53」の修復に移る。

 新立川航空機はIHI向けエンジン部品の製造・納品を最後に、3月31日に製造事業を終える。伊藤恭梧立飛ホールディングス常務は「外観修復後は地域貢献の一環で"立川の産業遺産"として2機を公開する」考え。 (立川)

 R-HMは、4月末に復元作業が完了しており、我々のためにビニールをとって姿を現してくれました。撮影2013/05/28 佐伯邦昭 にがうり

 R-53は復元作業中のため2枚を除いて撮影禁止でした。(2014/04の一般公開時のクローズアップを[8]に掲載)
 

撮影2013/05/28 佐伯邦昭 にがうり












 

R-HMのクローズアップ写真     クローズアップ

機首

 撮影2014/04/18 Jetjun



   技術ノート 緩み止めの針金の巻き方  タチヒR-HM復元機のプロペラの場合 参照
         
         
操縦席

  
撮影2013/05/28 佐伯邦昭


撮影2013/05/28 佐伯邦昭      

          

 撮影2014/04/18 (タチヒ資料) 

燃料タンクと燃料計

 撮影2014/04/18 にがうり



コックピット後部

   
       
 農家などのタクシー代わりの用途が考えれらたので、大きな荷物バッグが設けられている
 
    
撮影2013/05/28 佐伯邦昭
       

主翼折畳み部

撮影2013/05/28 佐伯邦昭

羽布

撮影2013/05/28 佐伯邦昭

        復元に使用した亜麻布
       


              
 撮影2014/04/17 小規模板工房


 撮影2014/04/17 小規模板工房

主輪 ディスクブレーキ

 撮影2014/04/18 にがうり
操 縦

撮影2013/05/28 佐伯邦昭       

       

       

ベンチュリー管 右側のみ

三面図と諸元

   
       
撮影2013/05/28 佐伯邦昭


       

       壁に貼ってある参考写真など ヒコーキ雲から無断転用もある
             

    

2013/05/31 日替わりメモから

〇 ベールを脱いだ立飛R-HM  立飛ホールディングス見学写真

 R-HMは、既に復元作業が完了し、かぶせてあったビニールを取って我々(にがうりさんと佐伯)の前に初めて姿を現しました。窮屈な倉庫の格納から11年ぶりの対面でしたが、オレンジイエローも鮮やかな、まさに新造機なみの見事な復元に感激しました。

 あのときに、指で押したら羽布がばりっと破れたように、修復のポイントは羽布の新調でしたが、調べてみると布の縫い合わせなどはとても丁寧に仕事がしてあ ったそうで、復元でも神経を使ったようです 。

 R-53の方は復元作業の進行中で 撮影は遠慮願いたいとのことでした。
 胴体を覆っていた羽布が無いので、骨組みの中の複座席や操縦ケーブルなどが丸見えで、本当は、完成姿のR-HMよりもこっちの方に興味をそそられ、写せないのがとても残念でした。

 作業をしている職員の方は、立川航空機の最後のヒコーキの仕事というのでプライドをもって従事されております。できうれば、作業の経過を映像で細かに記録して後世に残しておいて頂きたいと思います。実機を継承すること自体大きな意義があるとはいうものの、その復元の細かな過程を添えておくことによって歴史意義が倍化するのです。

 我々が訪れた翌日、にゃんきちさんが訪れて両機の青図など資料を寄贈されたということです。
 R-HMの方は、空の虱プーを設計したアンリ ミニエの直接指導で作ったもので、特殊な構造故に耐空証明が得られなかったことから、骨董品的な価値と言えなくもありません。
 一方、R-53は、戦後の国産機第一号のR-52を進化させたもので、空白期を経てやっと航空工業が息を吹き返した時代の技術を継承する重要な航空産業遺産です。セスナやパイパーなど初期輸入機と同等以上の価値を有するものと考えます。立飛が、今後どのような 形で保存されるのか分りませんが、一企業のモニュメントの枠を取り払って広く各界に公開されるように要望しておきます。

     

 

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