1963/06/02 |
c/n 5351 ロールアウト |
1963/10/02 |
JA3191登録 新明和工業 定置場関宿滑空場 |
1965/04/16 |
小田億材木店 定置場広島空港 |
1985/02/01 |
商号変更 小田億 定置場広島空港 |
1985/12/15 |
MS893 JA3957登録 以後JA3191は広島西飛行場に放置の状態になる |
1986/03/15 |
広島西飛行場で耐空検査 日本航空協会関宿滑空場へ無償貸与 |
1986/03/06 |
定置場関宿滑空場 |
1996/07 |
小田億へ返還 横川本店駐車場に展示 |
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抹消登録未済 |
展示までの経緯 元関宿滑空場長 佐藤一郎
MS885 JA3191の初めの所有者は新明和で、のちに小田勇氏が我が国の自家用機のはしりとして購入運航されていましたが、1985年に計器飛行の出来るMS893 JA3957を購入したため、長期耐空検査切れで広島西の駐機場で定期的にEGNを回し保存されていました。
当時関宿滑空場では曳航機が足りなくなり、日本航空協会の理事であった小田氏にX類-曳航が出来るJA3191を貸してもらいたいと伝えた結果、本来何処かの博物館に寄贈を考えていたが、もし関宿滑空場側で耐空検査整備をして飛べるようになったら、との話があり1986年
に飛行場近くに宿泊し8日かけて整備し、耐空検査を受け、合格しました。
1986年3月16日、.三保で一泊して関宿滑空場に到着、直ちに曳航を始めましたが、長い野外係留のため塗装等に不具合があったので再塗装し、それからは最高の活躍をしてくれました。
小さいながら6気筒のエンジンの調子は良好で、約6000回位曳航し、なんせ無償でお借りしていた機体です。トラブルなしでお返しすることになり広島まで分解してトラック輸送し、小田億本店の駐車場で組み立て展示させてもらいました。我が国に唯一機輸入され、これだけ活躍出来たことに心より感謝しています。(2016/08/25記)