〇 極光のプロペラ
陸上爆撃機銀河を川西航空機製作所で夜間戦闘機に改造したP1Y2-S極光は、丹沢山系などに残骸があるとかないとかの噂もありますが、プロペラがあるとは、初めて知りました。もちろん、極光のヒコーキ雲初登場です。宇和海で撃墜された機体で、1985年に引き揚げられたということです。
参考 1954年版日本航空機総集 愛知・空技廠篇
銀河のエンジンは「誉」で、極光は「火星」ですが、プロペラは直径3.5mの定速三翔で同じものを付けていますから、銀河のプロペラ展示として見てもいいわけです。
この展示物を極光と断定したからには、他の引揚物か何かに極光を証拠づける何かがあったものと思われますので、そこのところを詳しく知りたいです。
(銀河の誉一二型プロペラは京都嵐山と和歌山零パーク参照、現在は大和ミュージアム倉庫に死蔵されている模様)