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A7326-1 愛媛県西宇和郡伊方町(旧瀬戸町)三机 須賀公園
      Suka Park, Ikata Town, Ehime Prefecture 
             

◎ 須賀公園 極光のプロペラ 

 愛媛県西宇和郡伊方町(旧瀬戸町)三机須賀公園(すかこうえん)に極光のプロペラが展示されています。三机は真珠湾攻撃の特殊潜航艇の訓練が行われた場所で、九軍神の慰霊碑があります。プロペラは慰霊碑の隣に置かれています。

撮影2015/08/13 leftkick


○ 碑 文
夜間戦闘機「極光」
陸上爆撃機「銀河」を夜戦に改造したB29迎撃用のレーダー付き双発重戦闘機で「月光」を応援して夜間B29に対する本土防空戦に参加することになっていたが、性能不足で活躍の場がなかったという悲しい運命をもつ
昭和六十三年七月二十三日 松之浜沖の海底から引きあげられる
全長十五メートル 全幅二十メートル 乗員三名 全備重量一一、三五〇 最大速度毎時二八二キロ 武装二十ミリ旋回銃二挺 二十ミリ機銃一挺
完成年昭和十九年 日本軍用機写真総集
                                        
平成二年三月建立

 

日替わりメモ2015/08/21

〇  極光のプロペラ 

 陸上爆撃機銀河を川西航空機製作所で夜間戦闘機に改造したP1Y2-S極光は、丹沢山系などに残骸があるとかないとかの噂もありますが、プロペラがあるとは、初めて知りました。もちろん、極光のヒコーキ雲初登場です。宇和海で撃墜された機体で、1985年に引き揚げられたということです。

参考 1954年版日本航空機総集 愛知・空技廠篇

 銀河のエンジンは「誉」で、極光は「火星」ですが、プロペラは直径3.5mの定速三翔で同じものを付けていますから、銀河のプロペラ展示として見てもいいわけです。 この展示物を極光と断定したからには、他の引揚物か何かに極光を証拠づける何かがあったものと思われますので、そこのところを詳しく知りたいです。

 (銀河の誉一二型プロペラは京都嵐山と和歌山零パーク参照、現在は大和ミュージアム倉庫に死蔵されている模様)