エンジン機の場合、胴体尾部に孔を開けて、そこに何かを突っ込んで持ち上げる・・・話題になっていますが、グライダーの場合、こういうものもあります。
もちろんすべての機体ではないのですが、中国航空協会で使用しているブラニク L-23とピラタス
B4には「孔」ならぬ「棒」があって、これをつかんで尾部を持ち上げます。 グライダーにこのような方法が取られているのは何と言っても機体が軽いからでしょう。ちなみにL-23の自重は310kgで、B4は236kgです。
ブラニクの場合は、後部胴体を突き抜ける形で棒があり、B4の場合は垂直尾翼の付け根に機軸方向に取り付けられています。地上で人力でハンドリングしなければならないグライダーの場合、これは非常に便利です。
ピラタス B4の持ち上げ「棒」