F-86F-30-NA 52-7401 供与1号機 RF-86F
52-6401 7401
世界の航空機1957年8月号表紙
1955/12/01 |
c/n191-454 US52-4758
木更津基地で航空自衛隊へ供与引渡 |
1955/12/22 |
航空団(後に第1航空団)配備 |
1961/11/28 |
RF-86Fに改造 52-6401 松島臨時派遣隊→第501飛行隊 |
1979/03/24 |
航空総隊司令部飛行隊で用途廃止 |
以 後 |
USN for
spares,Paso Robles,Estrella Warbird Museum
dpy(tail F-86F 55-5019,other parts QF-86F
55-5082,forward fuselage RF-86F
52-4785) 下郷資料から転記 |
木更津基地で引渡 撮影1955/12/01 航空情報1956年2月号
航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
F-86F-30 航空団 撮影1956/03/01 築城基地 世界の航空機1956年4月号
(注) 1955年12月に木更津基地で受領した後、訓練のため築城基地に
移動し、3月1日に7401、7404、7407、7408が初の公開飛行を実施した
|
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
|
F-86F-25-NH 52-7402 7402
1955/12/01 |
c/n174-405 US51-13474 木更津基地で航空自衛隊へ
供与引渡 |
1955/12/20 |
整備学校配備 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
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東京都千代田区 科学技術館に展示 撤去日不明 |
科学技術館 撮影1967/08 門上俊夫
撮影1967/11/03 守屋憲冶
絵はがき「新東京」より
1964年開館 提供伊豫佐藤日進堂
|
F-86F-30-NA 52-7403 7403
1955/12/01 |
c/n191-314 US52-4618 木更津基地で航空自衛隊へ
供与引渡 |
1955/12/20 |
整備学校配備 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
|
山口県 防府南基地に展示 |
奥道後で開かれた防衛博 撮影1965/05/08 提供伊豫佐藤日進堂
防府南基地 展示初期
撮影2005/05/29 佐伯邦昭
F-86F-30の境界層板
|
F-86F-30-NA 52-7404 RF-86F
52-6404 7404
1955/12/01 |
c/n191-380 US52-4618 木更津基地で航空自衛隊へ
供与引渡 |
1955/12/20 |
航空団(後に第1航空団)配備 |
1961/11/13 |
RF-86Fに改造 52-6404 第501飛行隊 |
1974/08/05 |
第501飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
F-86F-30 第1航空団 撮影1956/03/01 築城基地 世界の航空機1956年4月号
F-86F-30 撮影 航空自衛隊
RF-86F 第501飛行隊 安全褒賞マーク 撮影1971 百里基地 A-330
RF-86F 第501飛行隊 撮影1971 入間基地 A-330
|
新 F-86F-30-NA 52-7405 7405
1955/12/01 |
c/n191-541 US52-4845 木更津基地で航空自衛隊へ
供与引渡 |
1955/12/20 |
航空団(後に第1航空団)配備 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
1970 |
静岡県日本平フラワーパークへ展示 現状不明 |
航空情報1970年6月号 Mail Box
新 撮影1968/09/21 浜松南基地見学 教材の前縁スラット無しのもの 鈴木康允
|
F-86F-30-NA 52-7406 7406
1955/12/01 |
c/n191-401 US52-4705 木更津基地で航空自衛隊へ
供与引渡 |
1955/12/19 |
航空団(後に第1航空団)配備 |
1959/08/26 |
第3術科学校で用途廃止 |
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福岡県芦屋基地へ展示 詳細不明 |
航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
2018/03/09日替わりメモ
アメリカで訓練を受けた4人の空自パイロットが、築城基地で初めての公開編隊飛行を披露した
のが1956年3月1日でした。既に世界の航空機
からその写真を借用していますが、航空情報に飛行前後の地上写真がたくさんありますので、追加しておきました。その中の1枚から何通りかの情報が伝わってきます。
1 4人の侍のうち、石川貫之2佐は空将まで昇進し、雫石事故で引責辞任した上田恭博空将の後を継いで第10代航空幕僚長に就任しました。
2 指宿正信2佐は、1年後に天竜川上空で僚機と接触し殉職しました。これが、航空自衛隊F-86F初の墜落事故となりました。 F-86F7400〜7500番台の62-7494参照
3 この公開飛行を取材した酣燈社の馬場一夫編集長は、天候と使用カメラのデータを誌上に載せています。F2.5の35ミリ広角レンズ、F3.5の135ミリ望遠レンズ、当時はなかなか手が出せない高額品で読者はうらやましかったでしょうね。
4 馬場一夫編集長も、その1年後にC-46美保事故で殉職しました。
5 石川2佐の#403号機の機上写真は裏焼き印刷です。校正ミスであり、次号に訂正もお詫びも出ていませんが、馬場さんは、あの頃は忙しくてねと天国で笑っておられることでしょう。
芦屋基地 撮影1976/05/04 KUPANBA
撮影2014/11/16 NPC
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F-86F-30-NA
52-74077407
1955/12/01 |
c/n191-610 US52-4914 木更津基地で航空自衛隊へ
供与引渡 |
1955/12/19 |
航空団(後に第1航空団)配備 |
1956/03/14 |
オーバーラン事故 用途廃止
航空自衛隊F-86F最初の用途廃止 |
第1航空団 撮影1956/03/01 築城基地 世界の航空機1956年4月号
|
F-86F-30-NA
52-7408 7408
1956/02/06 |
c/n191-610 US51-13376 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
|
石川県小松基地に展示 |
航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
第1航空団 撮影1956/03/01 築城基地 世界の航空機1956年4月号
小松基地 第6航空団第4飛行隊マーク 撮影1978/08/11
横川裕一
第6航空団第4飛行隊マーク 撮影1999/08/28 ELINT人
|
F-86F-25-NH 52-7409 RF-86F
52-6409 7409
1956/02/06 |
c/n191-345 US51-13414 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/13 |
RF-86Fに改造 52-6409 第501飛行隊 |
1975/02/17 |
第501飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F 第501飛行隊 撮影1973 那覇基地 A-330
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
|
F-86F-30-NA
62-7410 RF-86F 62-6410 7410
1956/01/23 |
c/n191-375 US62-8410 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1958 |
木更津基地に格納保管 |
1961/11/13 |
RF-86Fに改造 62-6410 第501飛行隊 |
1974/02/28 |
第501飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
1974/10/17 |
在日米陸軍財産処理局が払下げの入札を実施 その後の経緯は不明 |
航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
RF-86F 増槽の塗装は第501飛行隊を示す 撮影1968 小牧基地 A-330
|
F-86F-30-NA
62-7411 RF-86F 62-6411 7411
1956/03/13 |
c/n191-404 US52-4708 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/12/19 |
RF-86Fに改造 62-6411 第501飛行隊 |
1973/08/31 |
第501飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
|
▼ F-86F-35-NH
62-7412 7412
1956/04/05 |
c/n193-56 US52-5327 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1967/07/20 |
第3航空団第81飛行隊で用途廃止 |
|
F-86F-30-NA
62-7413 RF-86F 52-6413
7413
1956/01/25 |
c/n191-441 US52-4745 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/24 |
RF-86Fに改造 62-6413 第501飛行隊 |
1974/04/23 |
第501飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
F-86F-30 第1航空団 築城基地 航空情報1956年6月号
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
|
F-86F-30-NA
62-7414 RF-86F 52-6414 7414
1956/02/08 |
c/n191-601 US52-4905 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/11 |
RF-86Fに改造 62-6414 第501飛行隊 |
1972/02/16 |
02-7944と衝突、周防灘に墜落 |
第1航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
航空情報1972年5月号 事故ニュース
|
F-86F-30-NA
62-7415 7415
1956/04/06 |
c/n193-612 US52-4916 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
|
千歳基地に展示 |
千歳基地 撮影2002/08/04 OKUBO
|
F-86F-30-NA
62-7416 RF-86F 62-6416 7416
1956/01/12 |
c/n191-1681 US52-5439 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/27 |
RF-86Fに改造 62-6416 第501飛行隊 |
1976/05/10 |
第501飛行隊入間分遣隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 海軍に所属 |
航空団 撮影1956/03/01 築城基地 航空情報馬場一夫記者 航空情報1956年4月号
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
|
F-86F-25-NH
62-7417 7417
1956/03/14 |
c/n176-292 US51-13361 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
|
静浜基地に保管展示 |
静浜基地 第11飛行教育団マーク 撮影1984/08/26 KUPANBA
静浜基地 第7飛行隊マーク 撮影2004/05/23 らぶこすたー
|
F-86F-35-NH
62-7418 RF-86F 62-6418 7418
|
▼ F-86F-25-NH
62-7419 7419
1956/04/09 |
c/n176-300 US51-13369 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1956/06/23 |
胴体着陸 |
1957/10/01 |
用途廃止 |
|
静浜基地に展示
? (下郷資料による) |
|
F-86F-35-NH
62-7420 RF-86F 62-6420 7420
1956/04/09 |
c/n176-316 US51-13368 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1962/01/25 |
RF-86Fに改造 62-6420 第501飛行隊 |
1976/08/25 |
第501飛行隊入間分遣隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
|
F-86F-35-NH
62-7421 RF-86F 62-6421 7421
1956/03/23 |
c/n176-316 US51-13390 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/12/25 |
RF-86Fに改造 62-6421 第501飛行隊 |
1979/03/29 |
航空総隊司令部飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 海軍所属 |
RF-86F 第501飛行隊 撮影1974 入間基地 A-330
航空総隊司令部飛行隊 撮影1978 浜松基地 A-330
|
F-86F-35-NH
62-7422 RF-86F 62-6422 6422
1956/03/23 |
c/n176-316 US51-13390 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/29 |
RF-86Fに改造 62-6422 第501飛行隊 |
1975/01/23 |
第501飛行隊入間分遣隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F 第501飛行隊 撮影1973 那覇基地 A-330
|
F-86F-30-NA
62-7423 RF-86F 62-6423 7423
1956/04/09 |
c/n191/395 US52-4699 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1962/01/31 |
RF-86Fに改造 62-6422 第501飛行隊 |
1974/12/19 |
第501飛行隊入間分遣隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F 退役直前 第501飛行隊 撮影1974/11/03 入間基地 KUPANBA
|
F-86F-30-NA
62-7424 RF-86F 62-6424 7424 7421
1956/03/22 |
c/n191/438 US52-4742 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/24 |
RF-86Fに改造 62-6422 第501飛行隊 |
1974/03/25 |
第501飛行隊入間分遣隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F 撮影1971 百里基地 A-330
|
F-86F-30-NA
62-7425 RF-86F 62-6425 7425
|
F-86F-30-NA
62-7426 RF-86F 62-6426 7426
1956/03/23 |
c/n191/540 US62-8425 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1962/01/31 |
RF-86Fに改造 62-6426 第501飛行隊 |
1975/09/20 |
第501飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 |
RF-86F (前縁スラっとが少し降りている) 撮影日等不明
RF-86F 撮影1974 入間基地 A-330
|
F-86F-30-NA
62-7427 7427
1956/03/31 |
c/n191/605 US52-4909 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
|
岐阜基地第2補給処に保管展示 |
F-86F-30 第1飛行隊 撮影1974/10/19 岐阜基地 KUPANBA
岐阜基地 第2補給処マーク
岐阜航空祭に出展 撮影1972/10/22 丹羽八十
第1飛行隊マーク 岐阜基地常設展示場に展示 撮影1980/06/01 KUPANBA
|
F-86F-30-NA
62-7428 RF-86F 62-6428 7428
1956/04/14 |
c/n191/609 US62-8428 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1961/11/29 |
RF-86Fに改造 62-6428 第501飛行隊 |
1979/07/24 |
航空総隊司令部飛行隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 米海軍 |
|
Pacific Air
Museumに保管 |
RF-86F 第501飛行隊 撮影1975/10/10 百里基地 KUPANBA
RF-86F 航空総隊司令部飛行隊
撮影1978/05/01 小牧基地 KUPANBA
|
F-86F-30-NA
62-7429 7429
1956/04/12 |
c/n191/619 US52-4923 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1959/08/26 |
第1術科学校で用途廃止 |
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▼ 大阪府狭山遊園
に展示 詳細不明 |
第1航空団 撮影1956/03 浜松基地 戸田保紀
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F-86F-30-NA
62-7430 RF-86F 62-6430 7430
1956/03/13 |
c/n191/635 US52-4939 航空自衛隊へ
供与 第1航空団 |
1962/03/27 |
RF-86Fに改造 62-6430 第501飛行隊 |
1974/12/09 |
第501飛行隊入間分遣隊で用途廃止 |
|
アメリカへ返還 米海軍 |
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嘉手納基地に52-4341として展示 (同機体かどうかは不確実) |
RF-86F TACANアンテナ付き 撮影1974 入間基地 A-330
嘉手納基地 疑問あり
嘉手納基地 52-5341と表示 撮影1984/07/01 KUPANBA
52-5341の機番の左側面のイラストが世界の傑作機93 ノースアメリカンF-86セイバーの120ページにありますが、前方のイラストは異なります。所属は18FBW/67FBSとなっています。
このF-86Fの疑問
|
雑誌のリスト |
調査者 |
調査年 |
機名 |
記号番号 |
1 |
にっぽん全国展示・保存ヒコーキ・ガイド ’92 |
日本航空機保存協会 |
1992 |
F-86F-30 |
AF52-4341 |
2 |
全国保存展示機&施設ガイド |
日本航空機保存協会 |
1999/09/30現在 |
F-86F-30 |
AF52-4341 |
3 |
退役機を見に行こう! |
日本航空機保存協会 |
2009/07/31現在 |
RF-86F
|
(米空軍52-4341と記入 元航自機) |
4 |
海外の複数のネット |
F86F-30 52-4341 (c/n 191-37)
preserved at Kadena AFB, Okinawa. |
佐藤正孝さん主宰の日本航空機研究会(JARG)が、1992年と1999年には
、海外ネットと同じように「F-86F-30 AF52-7341」としながら、2009年7月は元航空自衛隊のRF-86Fとしています。
操縦席下のガンベイドアにやや荒い工作をしたような跡が見受けられます。航空自衛隊のRF-86Fがカメラ収納のために付けていたふくらみを取り除
き、平板を取り付けたものと思えなくもありません。 自衛隊時代にあった機首のTACANアンテナはありません。
撮影1988/07 HAWK
航空自衛隊は、4機のF-86F-25、14機のF-86F-30をRF型に改造しました。その際に主翼をF-86F-40型と同じ6-3ウイング+翼端1フイート延長+前縁スラット(境界層板廃止)のものに取り替えています。この写真でも前縁スラットが確認できます。
そのようなことから、本機は、F-86F-30(又は-25)を改造した元航空自衛隊のRF-86Fとする上表3が正しいのではないかと推定します。
現地で、コックピット内右後部の銘板を見ることができれば申し分ありませんが、主翼が6-3ウイング+翼端1フイート延長+前縁スラットであるならば、ほぼ確定できるものと思います。(佐伯)
(上) F-86F-30 (下) F-86F-40 RF-86F F-86研究から転記
|