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A3023-1 茨城県筑西市茂田 ザ ヒロサワ シティ  ユメノバ
              The Hirosawa City, Chikusei City, Ibaraki Prefecture

2024年1月

 ザ・ヒロサワ・シティ が 乗り物テーマパーク "ユメノバ" グランドオープン予定

  2021年4月頃まで科博廣澤航空博物館について話題にしていましたが ようやくオープンするとのニュースが飛び込んできました。
 開館時間や入場についての説明は全く書かれていませんがオープン日が公表されましたのでヒコーキ雲で把握した情報を纏めてお知らせします。

 ザ・ヒロサワシティ公式ページ ホーム
  施設名称: 「陸・海・空・宇宙」勢揃いのテーマパーク 「ユメノバ」
  オープン日: 2024年 2月11日(日曜日)  紹介ページ リンク
  
 内部の状況ですが、最近の物と思われる映像が下記リンクから見られます。
   茨城デスティネーションキャンペーンHPより
     ザ・ヒロサワシティ 「ユメノバ」 紹介映像  リンク

 上記映像から YS-11のノーズ部分の展示が増えているようです。
 映像からは機番などは判りませんでした。 これは公開されてからのお楽しみですね。
 今までに科博廣澤航空博物館に関わる機体関係のヒコーキ雲ページリンクは下記のとおりです。
   海軍零式艦上戦闘機21型(53-122)  リンク
   YS-11 JA8610  リンク
   シコルスキーS-58 JA7201  リンク



2024年2月5日時点

 公開日が近づき色々な情報が入ってきているのでお知らせします。

 56,000m2 の敷地に 「陸・海・空・宇宙 勢ぞろいのテーマパーク 『ユメノバ』」 として施設を整備されているようです。

入場料金など
 入場料金  大人 2500円 、高校/大学生 1000円、 中学生 700円、 小学生 500円
 定休日 月曜日 (月曜休日の場合 翌日、  年末年始などは要確認) 
 営業時間  10:00 〜 17:00 (最終入場 16:30) 

展示施設
 飛行機マニアに関連するものとして
    
科博廣澤航空博物館
     (YS-11、零戦、南極観測隊使用のヘリコプターなど 国立科学博物館所蔵機7機など)
    宇宙館
     (ペンシルロケット実験装置など 日本の宇宙開発の歴史を展示)
    ヘリコプター・ソーラーカー館
     (3機のヘリコプター、 本田技研のソーラーカー)
    グライダー・模型飛行機館
     (グライダー実機 2機、 戦闘機プラモデル 289機、 ソリッドモデル 205機!! )

その他として

 鉄道関係
   レールパーク (D51, 寝台特急北斗星 等車両展示)
   鉄道資料館 (鉄道部品 展示)
   鉄道きっぷ館 (記念乗車券 展示)
   段ボール蒸気機関車管 (関東鉄道 竜ケ崎線で活躍した4号蒸気機関車を実物大で再現)
 
 自動車関係
   消防自動車博物館 (消防自動車 27台展示)
   ミニカー館 (消防車5000台以上、 救急車2000台以上!)
   クラッシックバイク博物館 (1990年代 44台)
   ホンダバイク博物館 (1947〜1964年 37台)

 船舶関係
   船の博物館 (クルーザー 3隻、 屋形船 1隻)
   
 植物関係
   バナナ、 サボテン、 熱帯植物、 梅園


 施設の概要を見ているだけでも凄いです。
 以前から 梅まつり等で 鉄道車両など一部施設を見ていましたが収集量がとても多いですね。
 ジーゼルの鉄道車両はエンジンが実働です。

◎ 展示機体の話題

 前回日替わりで紹介した下記映像の最初に出てくる 廣澤科博航空博物館入口の前部胴体のみの機体についての話題です。
 
   茨城デスティネーションキャンペーンHPより
     ザ・ヒロサワシティ 「ユメノバ」 紹介映像
  リンク
 

紹介映像の該当部分


 この機体の情報が無く 実機を確認してから詳細を掲載しようと思ったのですが、O.C.Cさんから情報が届きましたので紹介します。
 
 今月オープンします「ザ・ヒロサワシティ」の展示機で機種部のみの機体がありますが 、 自称「用廃機専門家」のサイトでは「元航空局 JA001G」の機体と発表していますが、 塗装は似ていますが、客席窓下のコブ2個と切断部からみて「元ダイヤモンドエアサー ビスの ガルフストリームU JA8431」と思われます。
 政府専用機の747を落札して話題(問題?)になったリサイクル会社の「(株)エコ ネコル」が解体の動画を公開しており、画像から判断してこの機種部が展示されている と思われます。
  (株)エコ ネコル 公式H.P  https://www.econecol.co.jp/
  トップページからメニューを開き、最新情報を開きカテゴリーから2020年の記事を 開きますと2020−10−30に解体の動画を見られます。    (O.C.C)

 動画掲載ページ リンク

 JA8431 切断後の前部胴体  上記動画より


 上部は塗りつぶされて 何か書かれていますが 下側のライン等も同じですね。

 JA8431 の経歴は下記のとおりです。

  グラマン・アメリカン・エビエイションG-1159  c/n 141
1974/07/02 運輸省(航空局) 定置場 東京国際空港
1995/12/08 エム・エイチ・アイ・ファイナンス  定置場 三菱重工業小牧南工場
2002/05/23 ダイヤモンドエアサービス  定置場 三菱重工業小牧南工場
2020/04/08 抹消 
   航空の用に供さない(2020/03/27)、機首を国立科学博物館に保管、茨城県筑西市 ザ・ヒロサワシティに移管
  

2024年2月11日ユメノバ 開園

 公開日初日に取材してきました。
 

科博廣澤航空博物館 展示機体

JA8431 ガルフストリームII  

 機体番号の書かれたプレートは外されていましたがメーターパネルにダイモテープが貼られていました。説明パネルにも書かれていました。

撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック  機体上部に HIROSAWA AIR と書かれています。


撮影2024/02/11  イガテック   コックピット


撮影2024/02/11  イガテック   機体番号 JA8431 右席にダイモテープで貼られています


撮影2024/02/11  イガテック  座席が付いています。一部側面中身が見えるようになっています。


この機体はグラマン社が製造していました。 モデルも G1159と書かれています。
現在はガルフストリーム社に変わっています。
左右前脚扉の製造時期もシリアル番号もばらばらですね。
撮影2024/02/11  イガテック  前脚ドア右側銘板


撮影2024/02/11  イガテック  前脚ドア左側銘板



零式艦上戦闘機21型



撮影2024/02/11  イガテック  


撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック



栄21型 (ハー115ー1)エンジン



撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック


零式艦上戦闘機第2隔壁部


撮影2024/02/11  イガテック   保護用に透明板が置かれていています



JA2001 YS-11



撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック



JA2001 霧ヶ峰式 鷹7号グライダー

   
機体の略歴 リンク 
 


撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック     機首部拡大 機体の表面状態が判り一部補修されているように見えます。


JA7201 シコルスキー S-58

  
機体の略歴 リンク



撮影2024/02/11  イガテック  エンジンオイル漏れがありオイルパンで受けていました。


撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック   南極に連れて行つたタローとジローの彫像です。


撮影2024/02/11  イガテック



JQ2001  NP-100A アルバトロス


  機体略歴 リンク



撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック   後方胴体下推進装置部


撮影2024/02/11  イガテック



JA3673 FA-200 エアロスバル



撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック  胴体は分割されています


撮影2024/02/11  イガテック   主脚です  



日大式 ストークB 人力飛行機



撮影2024/02/11  イガテック


撮影2024/02/11  イガテック




撮影2024/02/11  イガテック  構造部材  左下が リブ です。



その他の展示

 イラスト展示
 

 

 航空機ネクタイピン
 

 

他にも 旅客機用座席、 フライトシュミレーター等が置かれていました。


ヘリコプター館 展示機体

OH-6J 陸上自衛隊 31036  

1972/03/14 c/n 6337  陸上自衛隊に納入
1991/05/21 用途廃止
  日本ヘリコプター歴史協会にて保管
2023/11 ヒロサワに搬入
2024/02/11 ヒロサワ ユメノバ ヘリコプター館で展示公開
   

撮影2024/02/11  イガテック  機体はUS ARMY 25301と架空の表示


撮影2024/02/11  イガテック    後席外から手を伸ばして撮影


撮影2024/02/11  イガテック  ラベルを含めて全てマスキングされ機番に関わる表示なし


JA9204    川崎ヒューズ369HS  

1978/06/05 c/n 6647  セントラルリース 定置場  東京ヘリポート
1983/06/11 新日本ヘリコプター  定置場 東京ヘリポート
1992/12/15 抹消 
  中日本航空専門学校教材 
  日本ヘリコプター歴史協会にて保管
2023/11 ヒロサワに搬入
2024/02/11 ヒロサワ ユメノバ ヘリコプター館で展示公開
   


中日本航空専門学校 リンク  ※JA9204は2000年の保有機リストに掲載有
撮影2024/02/11  イガテック  


撮影2024/02/11  イガテック    


撮影2024/02/11  イガテック 


撮影2024/02/11  イガテック   中日本航空専門学校の物品ラベル



JA7313   川崎ベル 47G-2  

1961/09/12 c/n 218  警察庁  定置場 福岡空港
1978/03/11 抹消
1978/03/10  中日本航空専門学校教材 
1996 日本ヘリコプター歴史協会にて保管開始
2004 再塗装し2004国際航空宇宙展に出展
2023/11 ヒロサワに搬入
2024/02/11 ヒロサワ ユメノバ ヘリコプター館で展示公開
   


日本ヘリコプター歴史協会 リンク  ※JA7313修復写真など掲載有
撮影2024/02/11  イガテック  


撮影2024/02/11  イガテック    


撮影2024/02/11  イガテック 


撮影2024/02/11  イガテック   


撮影2024/02/11  イガテック  JA7313の表示有



グライダー・模型飛行機館 展示機体

JA2135 スリングスビー・ケストレル T59A  
1971/10 c/n 1722 新規登録 日本グライダークラブ 定置場 板倉滑空場
2010/06 抹消
  保管
2024/02/11 ヒロサワ ユメノバ ヘリコプター館で展示公開
   

撮影2024/02/11  イガテック  


撮影2024/02/11  イガテック    後席外から手を伸ばして撮影


撮影2024/02/11  イガテック   下側の機体です。 上はJA2276です。


JA2276  日飛ピラタスB4-PC11AF  

1980/07 c/n 1003  新規 日本グライダークラブ  定置場 板倉滑空場
2010/06 抹消 
1992/12/15 抹消 
  保管
2024/02/11 ヒロサワ ユメノバ ヘリコプター館で展示公開
   

撮影2024/02/11  イガテック  


撮影2024/02/11  イガテック    



模型飛行機

 一部紹介。 製作者の表記はなかったようです。製作時期など不明。

撮影2024/02/11  イガテック   92式重爆撃機 他



撮影2024/02/11  イガテック   ダグラス DC-3型輸送機



撮影2024/02/11  イガテック   展示用陳列棚の間にグライダーが置かれています。





 サボテン

 乾燥した植物サボテンの中にセスナ機とグライダーが展示されています。
 雨が掛かることはありませんね。


撮影2024/04/20  イガテック  


JA2140 スリングスビー・ケストレルT59D 


1972/05/20 c/n1773   登録 JA2140 
  日本グライダークラブ 定置場 板倉滑空場
2010/06/30 JA抹消登録
2024時点 筑西市 ザヒロサワシティに展示


撮影2024/04/20  イガテック 




JA3107 セスナ172   機体経歴リンク


撮影2024/04/20  イガテック  




JA3187 セスナ150C   機体経歴リンク

撮影2024/04/20  イガテック   










2020/01/10 までの記事


  筑西市 ザ ヒロサワ シティの展示機

 茨城県筑西市にある「ザ・ヒロサワ・シティ」にクラシックバイクの博物館があり、その関連展示としてセスナ150とセスナ172が各一機展示されています。ともにスクエアテイルの貴重なもので、特に170はセスナ172の輸入1号機で貴重な財産です。Google Earthでは、2015/09/11以降の撮影で機影が確認できます。北緯36°117′ 東経140°01′(jetjun
 

撮影2016/03/21 jetjun  

◎ 2020年1月  YS-11の受け入れに伴う整備か

 YS−11の受け入れの為だと思いますが 、従来有ったセスナ150172が主翼を外された状態で隅の方に置かれていました。姿が見えなかったので一瞬撤去か?と思ってギクリとしたのですが 、この状態をみれば一時的な措置だと思います。(HAWK)

撮影2020/01/01 HAWK





 YS−11の方はシートが掛かった状態とは言え部品状態を見る事が出来ました。今回はこれで御の字だと思います。本音を言うと胴体が置かれている状態が見たかったのですがそれは叶いませんでした。今秋の公開が楽しみなスポットです。

両エンジン

プロペラ





YS-11展示場の整地作業か

 YS-11
1964/10/23 量産1号機c/n2003 YS-11-104 初飛行
1965/03/30 JA8610登録 運輸省航空局に引渡  日航整備で飛行検査用に改装
1965/04/22 飛行検査機として初飛行
1999/06/24 抹消登録 国立科学博物館が引取
1999/08 日航ライン整備ビル内に格納
2004/03 全日空整備ハンガー内に格納
2010/09/20 空の日行事で初めて一般公開
2019/08/05 国立科学博物館とザ ヒロサワ シティが貸与契約締結
2019/08/29 東京国際空港で最後の各部始動公開
2019/10 ザ ヒロサワ シティに向け解体移転開始

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15671643437431 

 セスナ172 JA3107
1956/08/30 c/n29154 セスナ社でロールアウト 登録N7051A 
1956/11/08 172型輸入1号機 JA3107登録 日本観光飛行協会 定置場八尾空港
1957/07/04 日東航空→1964/04/15日本国内航空 定置場八尾空港
1968/04/11 日本リース 定置場八尾空港
1973/07/13 日本産業航空  定置場八尾空港→名古屋空港
1986/06/04 朝日航空 定置場名古屋空港→八尾空港
1992/03/13 老朽によりJA抹消登録
2010現在 堺市大阪航空専門学校に展示
2015 筑西市 ザヒロサワシティに展示
2016年
撮影2016/03/21 jetjyun
 
日替わりメモ20160323

 セスナ172輸入1号機が大阪府から茨城県へ

 セスナ172の輸入1号機JA3107が筑西市に展示してあるよというjetjunさんのメールを見て、一昨日の都城のテキサン以上のびっくりポンや!と驚いたのですが、調べてみると堺市の大阪航空専門学校でヒコーキ雲既出の機体でした。

 広沢という自動車屋さんが筑西市に広く多機能の施設を作ってザ ヒロサワ シティと名づけ、その中に2014年に引退したセスナ150C JA3187とともに展示しています。露天ですが、コンクリート台座の上に置き、プロペラ部は金網で保護してあります。日本の自家用小型機の歴史を語る大切な資産です。周囲に空き地が広がっているようなので、まだ増えてくれるとうれしいね。

 

 セスナ150C JA3187 
1963/02/26 c/n15059873 N2073Z
1963/04/18 JA3187登録 日本学生航空連盟 定置場東京国際空港→八尾空港
1977/02/08 福田敏夫、宮崎裕子 定置場八尾空港
2004/10/14 宮崎裕子 定置場調布飛行場
2009/12/03 小山純二、日本エアロテック 定置場調布飛行場
2014/04/18 抹消登録
2015 筑西市 ザヒロサワシティに展示

撮影2016/03/21 jetjyun