1号機から5号機までは、 H-19（S-55）タイプで、胴体上面が直線で、水平安定板は無い
当初、1号機から6号機までH-4＊＊＊のナンバーを付し、後に2号機を除く6号機までを４＊＊＊＊　JG-00＊＊と改め、7号機以降その形式で番号を付せられた。

6号機から 、胴体を軽く下方に曲げ、尾部に水平安定板を付加した。シコルスキー社S-55Cと呼称したが、陸自はH-19のままとした。

18号機以降は、新三菱重工�鰍ｪライセンス生産し、この時点で陸自はすべてのH-19をH-19C呼称に統一した。

シコルスキー H-19（S-55）　40001　098

1954/07/01	ｃ/ｎ55-690　陸上自衛隊に引渡　▼H-4001 浜松航空学校に配備
1956/11	シリアルナンバーを40001に変更
1973/02/12	航空学校霞ヶ浦校で用途廃止
1955/12/16	陸上自衛隊木更津駐屯地に保管
1993/04/03	所沢航空発祥記念館に展示

木更津駐屯地　撮影1980/10/10　KUPANBA


所沢航空発祥記念館　撮影2010/03/09　MAVERICK
　

1956年に「H-****」の形式を「４*****　JG-****」に変更した際に、墜落で失われていた2号機のH-4002を飛ばして、3〜6号機を「40002〜40005」とした。

�@　下郷資料の記述

製造番号	型式	ｼﾘｱﾙ･ﾅﾝﾊﾞｰ	所有者	創始日	終焉日	備考
55-690	H-19(S-55)	H-4001	JGSDF	54-07-01d		54-02-m
		40001	JGSDF･K/SK	56-11-n	73-02-12w	73-02-12wfu,JGSDF 木更津str, 所沢航空発祥記念館dpy
55-691?	H-19(S-55)	H-4002	JGSDF	54-07-01?d	54-10-w	54-09-22cr大破 静岡県, 54-10-廃棄
55-692	H-19(S-55)	H-4003	JGSDF	54-07-01d		54-03-m
		40002	JGSDF･S/K/H	56-11-n	75-03-20w	75-03-20取こわし
55-725	H-19(S-55)	H-4004	JGSDF	54-07-01d		54-m
		40003	JGSDF･S	56-11-n	60-12-05w	60-06-27cr大破　 御殿場市, 60-12-05取こわし
55-726	H-19(S-55)	H-4005	JGSDF	54-08-21d		54-04-m
		40004	JGSDF･H/S/SK	56-11-n	73-01-24w	73-01-24wfu
55-743	H-19(S-55)	H-4006	JGSDF	54-08-21d		54-m
		40005	JGSDF･H	56-11-n	73-01-24w	73-01-24wfu

�A　JAPANESE MILITARY AIRCRAFT SERIALS 07/08の記述

H-4002を意識的に落としているので、全31機のところ、30機分しか記載していない。

　

1954/07/01	ｃ/ｎ55-691？　陸上自衛隊に引渡　H-4002 　浜松航空学校に配備
1954/09/22	静岡県でクラッシュ　（下郷資料による）
1954/10	廃棄　（下郷資料による）

航空情報1954年月11号


疑問　質問箱56へ

館山航空基地　撮影　大野芳希



　

1954/07/01	ｃ/ｎ55-692　陸上自衛隊に引渡　H-4003 　浜松航空学校に配備
1956/11	シリアルナンバーを40002に変更
1975/03/20	用途廃止

1954/08/21	ｃ/ｎ55-725　陸上自衛隊に引渡　H-4004 　浜松航空学校に配備
1956/11	シリアルナンバーを40003に変更
1960/06/27	静岡県御殿場市で墜落　（下記）

航空情報1960年8月号　（日付に2日間の相違がある。1969刊写真集自衛隊の航空機では5月25日となっている）

1954/08/21	ｃ/ｎ55-726　陸上自衛隊に引渡　H-4005 　浜松航空学校に配備
1956/11	シリアルナンバーを40004に変更
1973/01/24	航空学校霞ケ浦校で用途廃止
1974	東海大学航空宇宙博物館に展示
1980年代	撤去時期、閉館時期不明

東海大学航空宇宙博物館　撮影1981/06　YS45　

1954/08/21	ｃ/ｎ55-743　陸上自衛隊に引渡　H-4006 　浜松航空学校に配備
1956/11	シリアルナンバーを40005に変更
1973/01/24	用途廃止

　　　　６号機からテイルブームを軽く下に曲げ、尾部に水平安定板を設けた。

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1957/11/25	ｃ/ｎ55-1109　陸上自衛隊へ引渡し
1975/03/21	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	陸上自衛隊土浦駐屯地に展示　撤去時期不明

土浦駐屯地　撮影1984/10/21　インプラント

1957/11/25	ｃ/ｎ22-1115　陸上自衛隊へ引渡
1975/03/20	用途廃止
	中日本航空専門学校に展示　撤去時期不明

中日本航空専　撮影1987　砂野靖雄　ＡＩＲ　ＪＡＰＡＮ　41号から転載

1957/11/19	ｃ/ｎ55-1124　陸上自衛隊に引渡
1957/07/22	東部方面飛行隊で用途廃止

撮影1966/1118　霞目駐屯地　戸田保紀

1957/12/04	ｃ/ｎ55-1114　陸上自衛隊へ引渡
1976/03/31	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	陸上自衛隊相馬原駐屯地へ展示　撤去時期不明

撮影1959/05　立川基地　戸田保紀


撮影1969/09/20　小牧基地　鈴木康允

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相馬原駐屯地　撮影1981/04/12　インプラント
　

1958/01/11	ｃ/ｎ55-1133　陸上自衛隊へ引渡
1974/07/22	用途廃止
2005	河口湖自動車博物館 ストックヤードで確認

撮影1966/1118　霞目駐屯地　戸田保紀


撮影1971/11　霞目駐屯地　伊藤憲一

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河口湖自動車　　撮影2005/08/15　　HAWK　　　　　　　　撮影2009/08/21　MAVERIC　 機首部扉が閉まりました
　　

1958/01/16	c/n55/1143　陸上自衛隊へ引渡
1975/07/22	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	霞ヶ浦駐屯地へ展示　撤去時期不明

霞ヶ浦駐屯地　撮影1980　YS45　

1958/01/30	c/n55-1145　陸上自衛隊へ引渡
1975/07/22	中部方面ヘリコプター隊で用途廃止
	北宇都宮駐屯地へ展示　撤去時期不明

北宇都宮駐屯地　撮影1982/04/29　インプラント

1958/03/20	c/n55/1164　陸上自衛隊へ引渡
1975/07/22	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	霞ヶ浦駐屯地へ展示　撤去時期不明

撮影1972/07/22　小牧基地　三菱IRAN時　　鈴木康允






霞ヶ浦駐屯地　撮影1980/11/02　　インプラント　

撮影1980　YS45

▼　シコルスキー/三菱 H-19C（S-55C）　40018

1959/10/17	c/n55-008　陸上自衛隊へ引渡
1975/07/22	用途廃止

西武百貨店屋上　ヘリポート開設記念写生大会　第１ヘリコプター団　撮影1961　HORNET　

撮影1971/11　霞目駐屯地　伊藤憲一

1960/04/26	c/n55-012　陸上自衛隊へ引渡
1976/03/31	用途廃止

撮影971/11　霞目駐屯地　伊藤憲一

1958/03/20	c/n55-022　陸上自衛隊へ引渡
1972/05/04	用途廃止

撮影1967　小牧基地　高田和彦


更　防災訓練か何かで中学校校庭に飛来しています。木更津の第一ヘリコプター団からと思われます。

更　撮影1965/10/09　長野県埴科郡松代町(現長野市)立松代中学校　撮影第1ヘリコプター団　　八木沢


更　同上　

1960/10/28	c/n55-025　陸上自衛隊へ引渡
1976/03/31	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
1983頃	練馬駐屯地　正門に展示　撤去日は不明

撮影1971/11　霞目駐屯地　伊藤憲一


撮影1983/09/13　　練馬駐屯地　正門　小社人

　

1960/12/09	c/n55-029　陸上自衛隊へ引渡
1976/03/31	中部方面ヘリコプター隊で用途廃止
	松戸駐屯地に展示　撤去時期不明

松戸駐屯地　撮影1988年ごろ松戸駐屯地祭　ELINT人

1961/04/27	c/n55-035　陸上自衛隊へ引渡
1976/12/24	中部方面ヘリコプター隊で用途廃止
	日本航空学園山梨キャンパスに保管　撤去時期不明

撮影1975　霞ケ浦駐屯地　A-330

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日本航空学園山梨キャンパス　撮影2007/10　YS45


　

1962/04/27	c/n55-041　陸上自衛隊へ引渡
1976/12/24	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	霞目駐屯地に展示　撤去時期不明

撮影1975/09/16　霞目駐屯地　戸田保紀

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霞目駐屯地　1985/07　遊佐　豊

1962/06/16	c/n55-042　陸上自衛隊へ引渡
1976/12/24	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	北日本航空大学校に展示　撤去時期不明

撮影1964　広島市平和記念公園　聖火リレーの中継を撮影する市川崑監督搭乗機　　 提供佐伯邦昭

　　（立ち位置の証拠）　平和記念資料館屋上からベル47を撮影
　　

撮影1975/09/16　霞目駐屯地　戸田保紀

北日本航空大学校　瀬峰場外離着陸場　撮影1984/03　　遊佐　豊

1962/07/28	ｃ/ｎM55-045　　40031　陸上自衛隊へ引渡H19C最終号機
1976/12/24	東北方面ヘリコプター隊で用途廃止
	青野原駐屯地に展示　撤去時期不明

撮影1975/09/16　霞目駐屯地　戸田保紀

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青野原駐屯地　撮影1991/05/26　Kamiya

　　

陸上自衛隊H-19Cクローズアップ

戸田保紀さんの霞目駐屯地での撮影から、陸上自衛隊H-19Cの各部を紹介します。

　

東北方面ヘリコプター隊のH-19・ＵＨ-1B・UH-1Hの目撃記録　　伊藤憲一

　殆ど、自身の目撃によるデータであり、半年ごとの区切りでの推移であり、精度は低いです。また、見落とし、誤りもあると思うので、ほんの参考のデータとなりますが。
　自衛隊機のシリアルナンバーに興味を持ち始めた１９７１年３月ごろから、当時、霞目でよく
飛んでいたＨ−１９Ｃを調べてみたら１８機ほどいました。（これ以前の配備状況はよくわかり
ません。）
　後でわかったことですが、この当時、既に７０〜８０機のＵＨ−１Ｂが全国に配備されていた
中で、霞目にはＵＨ−１Ｂは配備されず、Ｈ−１９Ｃが集められていたようでした。
その後の１９７２年２月ごろ、霞目に初めてＵＨ−１Ｂが３機配備され、１９７６年の後半ごろ
にＨ−１９Ｃが全てＵＨ−１Ｂ、Ｈに置き換わりました。データの表から、おおよそ読み取れ
ると思います。